「コンサルタントは企業人事を注視しよう」
当然の話ですが
日本企業であれば
3月期末で
4月からの新年度に向けて
社内人事は 「ガラガラポン」 となります。
その結果
キーパーソンが人事異動するわけですから
人材コンサルタントとしては
誰がどのようなポジションになるのか?
社長や取締役や事業部長などの
異動や退任や新任はないか?
それによって
採用の決裁権者が変わる可能性があるのですから
そのような 「企業人事」 を注視する事が必要ですね。
皆さんに
私が尊敬するトップコンサルタントの
「売れる秘訣」 をお教えします。
トップコンサルタントのAさんは
毎日毎日、日経新聞の人事欄を
細かくチェックしていました。
例えばそこで
「松芝電器:新規事業部長X氏⇒人事部付」
というような記事を目にすると
トップコンサルタントのAさんは
すぐにX様にアポイントを取って訪問するのです。
実際にAさんが訪問して
キーパーソンのX様にお会いすると
X様:「実は、新規事業を立ち上げる
子会社の社長に就任する事になった。
人材採用は最優先事項だから、宜しく頼むよ。」
というような事になるわけですね。
トップコンサルタントのAさんが
企業人事を毎日チェックしている理由がわかりますよね。
「あれー、事業部長だった人が
突然、人事部付になった。
何か変だなー。
次は、特殊なミッションを与えられるに違いない。」
と、想像するわけです。
昔の話ですが
当時はAさんのような賢い営業活動をしている
人材コンサルタントがいなかったので
一人勝ちですね。
この営業手法で
新規企業の売上だけで毎年1億円以上で
既存顧客との合計で2億円以上でした。
「松芝電器が新会社設立、社長はX氏」
などと、公になった時に
凡人コンサルタントが一斉にアプローチしても
全然遅いのです。
X様:「ずっと前から、Aさんが来てくれているし
採用の件は全部任せているよ。」
という事になり惨敗です。
それぐらい、企業人事を注視する事は重要です。
更に、同じ企業グループ内だけではなく
辣腕CXOとして
それなりの実績がある人材に関しては
網羅的に注視しておく必要があります。
「エグゼクティブ・人事リスト」 を作成して
ネットワーキングに努めれば
大きな仕事ができるチャンスが拡大します。
「企業と経営人材とのマッチング」 のために
企業人事を注視しましょう。
「毎日少しずつ
それがなかなか
できねんだなあ」 みつを
合掌。