「スパイシーな人材を紹介してくれ」
アットホームで温かい社風の会社は
居心地が良くて
社員の定着率が高いですよね。
何かと世知辛い話が多い時代
個人的には
このような温かい会社は大好きで
応援したいです。
ただ、このような穏やかな会社は
短期間で多くの資金や人材を集めて
派手にプロモーションして
ドカーンと大きくなるケースは少ないですよね。
むしろ、一歩一歩踏みしめながら
試行錯誤を繰り返して
時間をかけて
着実に成長する会社が多いです。
「おー、気がついたら
創業10年、15年、20年経ったね」
「おー、気がついたら
売上3億、5億、10億になったね」
経営者の方は大変な努力をされて
理想と現実との狭間で
「やっとここまで来たよ」
という感じでしょう。
そして
「やっとここまで来たけれど
これからどうしよう?
変化が加速する世の中で
これまで通りでいいのかな?
もっとペースアップしないといけないかも?」
と、思われる事もあるでしょう。
そこで、経営者がお考えになるのは
「もっとアグレッシブな会社にしないといけない。
採用に関しても、アグレッシブで
既存の社員に刺激を与えてくれるような人材が欲しいな。」
という事かもしれません。
「居心地の良い会社で
社員の定着率が高いのは良い事だけど
それだけでは、競合他社に負けてしまい
会社の成長と雇用を維持できないかもしれない。
良い社風を無理に変えたくないけど
今後はスパイシーな人材を採用したい。」
というケースも少なくないと思います。
アットホームで温かい会社に
エッジが立ったスパイシーな人材を
ご紹介するのは
私にも勇気が必要ですが
受け入れる企業には
比較にならないほどの勇気が必要です。
過度にスパイシーな人材を採用すると
大きなハレーションを起こしてしまい
組織全体にマイナス影響を及ぼす事もあります。
従って
「スパイシーな人材」 と言っても
そのスパイシー度合いが重要です。
様々なスパイスの組み合わせによって
絶妙に美味しいカレーをつくるという
インドカレーの職人技に似ています。
人材コンサルタントの仕事は
料理のプロに似ているかもしれません。
「ひとの世の幸不幸は
人と人とが逢うことから
はじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。