ホーム > 社長ブログ > 「無理に転職しないで」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「無理に転職しないで」

「無理に転職しないで」

30代半ばまで

一つの職種一筋で立派なキャリアを積まれているのに

「人材紹介会社に転職したい」

というAさんとご相談させていただきました。

そんなAさんは

真面目でロジカルで

積み上げ型のお仕事をされて来られて

現在の地位を築かれました。

あえて転職リスクを取られる必要はないと考えます。

また、失礼な事を申し上げますと

「人材コンサルタントとしては真面目すぎて、融通性とスピードがやや乏しい」

と、感じました。

人材コンサルタントの仕事は

良くも悪くも

「柔軟、活動的、融通、スピード、感性、笑顔」 

のような、営業的職務適性が不可欠です。

その上で更に

ロジカル、思慮深さ、提案力などが加われば

「鬼に金棒」 ですが・・・・・。

しかし、それよりも

「柔軟、活動的、融通、スピード、感性、笑顔」

の方が、要件としての優先順位が高いように感じます。

「ロジカル、思慮深さ、提案力」 は

日々の仕事をしながら勉強しても

ある程度は身に付くと思います。

それに対して

「柔軟、活動的、融通、スピード、感性、笑顔」

という、やや先天的・天然的要件に関しては

途中から身につけるのは

相当難しいだろうと想像します。

尚且つ

現在の年収が900万円もあるのに

人材コンサルタントに転職すると

「ベース400~600万円+インセンティブ」 というような

不安定な待遇からのスタートになるケースが大半です。

そのような状況変化を客観的に考えますと

30代半ばの未経験者で

尚且つ、ご家族がいらっしゃる方に

人材コンサルタントへの転職を促す事はできません。

相当アグレッシブで営業的な人であれば

「貴方であればできる」 と言って

お薦めする事もありますが

そうではないタイプの人は

幻想を抱いて転職すると

ほとんど失敗するので

くれぐれも冷静なご判断をされてください。

キャリア形成には一貫性のある積み上げが大切です。

「梅の木に梅の実

柿の木に柿の実

それでよいのです」                                      みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ