「貴方の年収は不当に低すぎる」
以前、優秀でエネルギッシュな
プレイングマネージャーのAさんと
ご相談させていただきました。
常に高業績で
平日はもちろん土日も
仕事をされていました。
何と1日のメール処理数300~500件です。
その結果
平均睡眠時間は3時間です。
労基法違反どころか
普通の人は過労死しますよね。
Aさん:「人材コンサルタントの仕事は大好きで
長時間労働に関しては
不満はありません。」
私:「それでは、どうして転職したいのですか?」
Aさん:「社員の給料が一律に下げられました。」
私:「会社は儲かっているのにですか?
ところで、Aさんの年収はお幾らですか?」
Aさん:「●●●万円です。
会社の業績は非公開なのでわかりませんが
ちゃんと仕事をして
それなりの結果を出しているのに
年収が下がるというのは
どうも納得できません。」
私:「えー、●●●万円!!
それは、Aさんの業績や働きぶりを考えますと、あまりにも低すぎますね。
売上、原価、粗利、営業利益、営業外損益、経常利益、純利益、キャッシュフロー
少なくとも、そのような経営情報を開示しない会社とは
私は取引しません。」
Aさん:「そうなんですか?
紹介先の企業を選ぶんですか?」
私:「当り前ですよ。
経営者と社員とが
同じ目標を共有していないブラック企業は切って
優良企業に絞って紹介するから
企業にも人材にもご満足いただいて
リファーラルが増えるんです。
私のような零細エージェントだからできる事ですけどね。」
Aさん:「そうなんですか。
そんな人材紹介業のやり方があるんですね?
この仕事は、量だけだと思ってましたよ。
武谷さんのやり方は理想的ですね。
そんな話は、これまで聞いた事がありませんでした。」
私:「やるからには大きくしたい。
大きくせざるを得ないという
社長さんの気持ちや状況はわかります。
私も22歳から44歳まで
売上拡大のためだけに仕事をしていましたからね。
実際、御社での経験が
Aさんの大きな財産になりましたから
最初のご経験としては悪い選択ではなかったと感じます。
そのおかげで、Aさんの今後は
明るいと思いますよ。」
Aさん:「そうですか?
何だか自信と勇気が出て来ました。
ありがとうございます。」
「いまから
ここから」 みつを
合掌。