「後輩、元気を出せ!!」
数か月前
昔、採用した思い出深いメンバーの
A君から転職の相談を受けました。
もう20年近く会っていなかったので
A君は40代で
私も50代になりました。
そんな時間の経過もあって
最初はお互い遠慮があったと思います。
ただ、A君が
面談~紹介~面接 と進んで行く内に
「このままでは、どこの企業にも内定できない」
という危機感を持ちました。
(A君の長所)
・反骨心があって、心の底にエネルギーが埋蔵されている。
・心に火かつけば、そのエネルギーが爆発して、大きな業績を上げる。
・人材コンサルタントとしての長年の経験と専門知識がある。
・暴れん坊だったと同時に、真っ直ぐで純粋な心を持っている。
(A君の改善点)
・自由闊達な反面、自己管理が甘い面がある。
・あまり型にはめられると、エネルギーを発揮しにくい。
・率直に褒めたり、叱ってくれたりする上司が必要な寂しがり屋である。
その後
A君の採用選考プロセスが進捗して行くに当たり
私が許せない事が起こりました。
私が一番嫌なのは
「レスが遅い人」 や 「レスが無い人」 です。
それは、クライアントにご迷惑をおかけするからです。
同じ人材コンサルタントとして
そんな事は絶対に許しません。
A君が忙しいのはわかりますが
他のキャンディデートの方々も
大変お忙しい中、迅速にご対応いただき
速くレスしていただいています。
「●●の理由で、今月末までじっくり考えさせてください」
というのは、全然OKです。
しかし、そういう理由の説明も無く
レスが遅い・無い、というのは問題外です。
加えて
応募企業の事を何も調べず
事前に私に質問する事もなく
無防備に面接に臨んでしまうなど
同じ人材コンサルタントとしては
考えられないアバウトさに
ここ最近15年の中で
私も一番怒って爆発してしまいました。
心から真剣に叱りました。
そんな電話の数時間後の真夜中に
A君から、下記メールが届きました。
武谷さん
夜分遅くにメール失礼いたします、●●です。
改めて、この度は私の対応で大変ご迷惑をおかけしてしまいまして、
誠に申し訳ありませんでした。
自分の考え方や行動を今一度本気で改めたいと思います。
ここまで本気で怒って頂きまして本当にありがとうございました。
怒られて気付くのも遅いですし恥ずかしい事ですが、
武谷さんに“やっと本気になったな”と思って頂けるよう、
これから全力で転職活動に打ち込みたいと思います。
重ねてこの度は本当に申し訳ありませんでした。
また本当にありがとございました。
以上。
昔、A君を採用して良かったです。
大切な後輩を全力でサポートし続けます。
「そのときの出逢いが
人生を根底から
変えることがある
よき出逢いを」 みつを
合掌。