「柳井さんてどんな人?」
以前
ファーストリテイリングの柳井さんの
近くで働いていた友人の話を聞きました。
私:「柳井さんって、どんな人?」
友人:「あんな凄い人は見た事ないですね。」
私:「何がそんなに凄いの?」
友人:「色々なミーティングがありますが
ほとんど出席してますよ。」
私:「それは忙しいね。
様々な意思決定に参加したいのかね?」
友人:「そうですね。
当事者意識の塊だと思います。」
私:「自分の会社の事は自分で知って
自分の責任で決める。
中途半端に社員任せにしない。
そういう事ですか?」
友人:「そうですね。
覚悟と迫力が違います。」
このように
売上2兆円超、従業員6万人の大企業の社長でも
他人任せにせず
自分で情報収集して
大切な事は自分で意思決定しています。
ある意味、典型的なワンマン経営者ですが
それは、稲盛さんでも、永守さんでも
孫さんでも、三木谷さんでも
アイリスオーヤマの大山社長でも
ステーブ・ジョブズ でもそうです。
人材紹介会社においても
「お客様や現場に強い関心を持つ社長」
も数多くいらっしゃいますが
一方で、ある程度の規模になると
お客様や現場に対する関心が薄くなってしまう
社長もいらっしゃいます。
「あー、最近の社長は変わったな。
今後がちょっと心配だな。」
と感じていると
その会社の業績が急降下する事が多いです。
特に 「社長室」 というものを作って
そこにこもっている事が常態化すると
ちょっと要注意ですね。(笑)
ここで、先人の教えに学びましょう。
経営者の教祖と言われた経営コンサルタントの
「一倉 定」 さんが、おもしろい事を書いています。
「社長の定位置は社長室ではない。お客様のところである。」 一倉 定
*定期的にお客様を訪問している社長は極めて少ない。ほとんどの時間を社内で過ごす。
この人々を、私は 「穴熊社長」 と呼んでいる。
穴熊は、穴の出入口から見える景色しか知らない世間知らずである。
世間知らずに正しい経営ができるはずがない。
多くの社長さん方は、自らの定位置を社長室だと思いこんでいる。
「一生勉強
一生青春」 みつを
合掌。