「マネジメントの本質って何だろう?」
弊社のクライアントにご入社された方々に
転職後のご感想をヒアリングさせていただき
今後のご紹介活動の参考にしています。
そうする事によって
私が深く知らなかった
クライアントの一面が見えてきます。
この地味な活動を継続する事によって
「良いクライアントに良い人材を」
という理想に少し近づく事ができます。
下記のやり取りは
一昨年に転職された人材コンサルタントの
Aさんとの対話です。
Aさん:「私が入った頃は事業部の中では
最下位争いをする部署でしたが、
今では事業部を牽引する部署の中の
ひとつにはなれてきたかと思います。」
私:「そんなに良くなったんですね。
原因はなんでしょう?」
Aさん:「①●●さんのマネジメント →営業の基礎力アップ →個々人への動機付け
→対クライアント対応の諸々のノウハウ共有 →チーム意識の醸成
②できないコンサルタントの異動 →厳しい話ですが、これも功を奏したと思います。
人が良い悪いではなく、向き不向きの中で不向きな人に異動してもらいました。
これにより、ある意味、ぬるま湯だったコンサルタントの意識を健全な意味で
危機意識を持たせる効果も一定あったと思います。
③ノウハウ共有を積極的に行うことの定着化
→スカウトメールの相互確認と工夫している点の共有
→独占案件が取れた際のノウハウ共有
→案件進捗管理の相互相談 こんなところでしょうか。」
私:「Aさん、ありがとうございます。
やはり、総合的に考えると、●●さんのマネジメントの影響が大きいですね。
基本をしっかり押さえて実行する事って、簡単そうでなかなかできないです。
自分だけやるのは簡単だけど、メンバーに理解・納得してもらって、
本気でやってもらう事は大変難しいですよね。
そういう基本的な事をしっかりやり続けられる●●さんは、
素晴らしいマネージャーだと思います。」
Aさん:「そうですね、●●さんは本当に色々と勉強させてもらえる方です。
ご自身がコミットしたことから絶対に逃げない人なので
言葉のひとつひとつに重みがありますが、
同時に温かさもあるので、皆が素直に話を聞けるのではないかと思います。」
うーん、●●さんの真似はできないですね。
私のようなマネージャー失格者が
申し上げるのも恐縮ですが
「誠意」 「真心」 「愛情」 のある方だと感じます。
上司の 「真心」 に触れたメンバーは
その期待に応えたいと本気になるでしょう。
マネジメントとは
小手先のテクニックではありませんね。
「永遠の過去
永遠の未来
その間の一しゅんのいのち
いまここに生きて
あたらしき春に逢う
ありがたきかな」 みつを
合掌。