「登録数より求人数を重視してコンサルタントを配属する」
どんなに多く方にご登録いただいても
どんなに優秀な方が目の前にいらっしゃっても
その方にご紹介できる求人がなければ
お役に立つ事はできません。
その結果
人材紹介会社としても
業績を上げる事はできませんよね。
先日
これまでは思ったように業績を上げられず
ブレークスルーできなかった組織にテコ入れされる
というクライアントから伺いました。
クライアント:「これまでは、登録数に応じてコンサルタントを配属していました。
でも、これからは求人数に応じてコンサルタントを配属します。」
私:「なるほど。
これまでは登録数が多い業界や職種に
多くのコンサルタントを配属していたんですね?」
クライアント:「はい、ざっくりそうなんです。
でも、新たな部長が着任して
『そこを変えないと業績が上がらない』
と判断しました。」
私:「それは今後が楽しみですね。」
クライアント:「はい。
登録ベースで求人を探すのではなく
求人ベースで人材を探す事になります。
従って、外部の人材DBも活用するかもしれません。」
私:「それはもっともな流れですね。
それでは、優秀な人材コンサルタントを探して
ご紹介させていただきます。」
コロナ禍以前のような
求人件数が非常に多い時は
「登録数に応じてコンサルタントを配属する」
という方針でも何とかなったかもしれません。
しかし、コロナ禍で求人が減少した今は
「登録数より求人数を重視してコンサルタントを配属する」
という方針に変えないと
業績を上げる事は難しいですね。
常に揺れ動く景気や
転職市場の需給バランスに応じて
機敏に組織改変を行う必要があります。
以前、リクルートエイブリック(現:リクルートキャリア)の社長だった
岡﨑さんが常々おっしゃっていました。
「組織というモノは新たに作ったその日から陳腐化が始まる」 と。
組織の陳腐化が顕著になる前に
新たな一手を打つのが
経営者やマネージャーの仕事ですね。
「柔軟心
やわらかいあたま
やわらかいこころ
わか竹のような」 みつを
合掌。