「社長が丁寧に育てます?」
新年早々
1月4日に
クライアントの社長さんから
ご丁寧にお電話をいただきました。
社長:「あけましておめでとうございます。」
私:「あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昨年はご期待に応えられず
申し訳ございませんでした。」
社長:「いえ、内定辞退は残念でしたが
うちにも改善の必要があると考えています。」
私:「そうですか?
あんなに丁寧にご対応いただき
好条件のオファーも出していただいたのに?」
社長:「そういう問題ではなくて
社員教育に対する姿勢を
変えないといけないと思っています。」
私:「どのように変えたいとお考えですか?」
社長:「私たちの世代って
『お前ら、勝手に育て!!』
という感じでしたよね?」
私:「そうですね。
ガンガン新規開拓して。(笑)」
社長:「そうそう。(笑)
しかし、今の人には
昔のやり方は通用しないと
最近感じているんです。」
私:「そうでしょうね。
私たちは
『戦争に行くより新規開拓した方がマシ』
という感じでしたからね。(笑)」
社長:「今はそんな生きるか死ぬかのような話じゃなくて
若い人には転職の選択肢も多いですからね。」
私:「そこで、どのように変えるんですか?」
社長:「これまでよりもっと丁寧に教えようと考えています。」
私:「へー、今でも教えていらっしゃると思うんですが?」
社長:「まずは求人開拓して来いでは
一部の人しか残りませんね。
だから、そんなに強くない人は
丁寧に育てないと脱落してしまいます。」
私:「それはよくわかります。
そこで、具体的にどうするんですか?」
社長:「3か月の導入研修期間を設けます。」
私:「3か月も外に出さないのですか?」
社長:「いいえ。
一切外に出さないわけじゃありません。
座学&ロールプレイング⇒営業同行&面談同席⇒座学&ロールプレイング
そんな事を根気よく繰り返します。」
私:「それは現実的ですね。
3か月は目標設定もしないわけですね?」
社長:「もちろんです。」
私:「私たちは、入社初月から目標がありましたからね。
今、考えると滅茶苦茶ですね。(笑)
今時そんな会社はありません。」
社長:「そうですね。
ちゃんと丁寧に育てますので
今後も素直な良い人を紹介してください。
もちろん、人材コンサルタント経験者の方は大歓迎です。
宜しくお願い致します。」
私:「ありがとうございます。
承知致しました。
こちらこそ、本年も宜しくお願い致します。」
その時代や世相に応じて
柔軟に方針を変える事ができるのが
会社を成長軌道に乗せられる
社長さんの条件だと思います。
新年早々
柔軟で真摯な姿勢をお教えいただき
社長さんに感謝します。
今年は何とか実績をつくります!!
「おかげさん」 みつを
合掌。