「国内同業他社との競争、ダイレクトリクルーティングとの競争、外資系エージェントとの競争」
2014年12月に書いたブログです。
国内の同業他社だけでなく、ダイレクトリクルーティングとの競争や
外資系エージェントとの競争も激化していますね。
競争が激しくなる事は、サービス品質向上や、お客様の選択肢が増える事に
つながりますので、良い事だと考えます。
「国内同業他社との競争、ダイレクトリクルーティングとの競争、外資系エージェントとの競争」
ここ数年、大量採用企業が人材紹介会社から
人材紹介コンサルタントを引き抜いて、
自社のリクルーターにしているという話を聞きます。
採用代行会社からも引き抜いているみたいですね。
特に大量採用企業ですよね。
自社内にリクルーターを抱えて
エージェントに払う採用FEEを抑制する
という目的でしょう。
採用FEEよりも自社で社員を抱える方がコストがかかると思うのですが。
ダイレクトリクルーティングサイトや
SNSが発達して容易にターゲット人材にリーチできるようになったから
エージェントを使う必要性が下がったということでしょうかね?
自社のリクルーターに
月3人採用しろとか、5人採用しろとか
目標設定するんですよね。
ただ、業績が良くて大量採用が続く間はいいですが
業績が悪化して採用枠が減ったり
逆にリストラ(人員削減)になった時はどうするのでしょうか?
その場合でも、リクルーターの雇用は守られるのでしょうか?
特に外資系企業はそんな甘いわけないですよね?
私の知人も数人、リクルーターとして働いていますが、どうなるかなー?
先日、心配してリクルーターの友人の一人に電話して聞きました。
適度に緊張感を持ちながらも楽しくやってました。
私:「目標とかあるの?」
知人:「ありますよ。
Qで10人ぐらい採用しないといけません。
プレッシャーはきついですよ。」
私:「大変だね。
どうやって人材探すの?」
知人:「社員の紹介やSNS
それから自社への直接応募の人も面接します。」
私:「しかし、Q10人も採用するとなると
自分でエージェントやった方が楽だろう?」
知人:「いやー、やっぱり自分でやるより
有名企業の社名を出すと会いやすいんですよ。」
私:「なるほど、それはそうだね。
エージェントだと敬遠されるもんね。」
知人:「だから、結構な人脈づくりができますよ。
社外のキャンディデートだけじゃなくて
社内の人脈もできます。」
私:「なるほど、それはいい財産になるね。」
知人:「はい。仕事をしながら自分の人脈づくりができます。」
私:「しかし、採用活動が続く間はいいけど
採用人数が減ってリストラになったらどうなる?」
知人:「私たちは真っ先に切られるでしょうね。」
私:「そうだよな、採用だけやる人は切られるよね。」
知人:「私も多分またエージェントに戻るでしょう。」
私:「そうだよな、絶対エージェントに戻るよね。
または、他の景気の良い会社のリクルーターに転職するかだね。」
知人:「リクルーターをやると人脈ができるので
私はまたエージェントに戻ると思います。
今はその時のための準備期間みたいなものですよ。」
その後、この友人は予定通りエージェントに戻りました。
と思ったら、間もなくまたリクルーターに戻りました。
「今度は契約社員ではなく正社員として雇用したい」
と強く呼び戻されたようです。
うーん、確かに諸外国と比較すると
日本のエージェントFEEは高いです。
欧米で20%前後、シンガポールで15%とか言ってたかな?
年収の35%なんていう高額な国はありません。
要するに、日本での人材紹介業は利益率が高いのです。
だから、外資系の人材紹介会社がどんどん参入してくるんです。
そこから独立してやっている外国人エージェントもたくさんいます。
昨日も外資系大手ヘッドハンティング会社の
アジアパシフィックとトップと日本法人の社長に呼ばれて
1時間半も日本の人材紹介市場に関する質問を受けました。
「日本は世界で一番魅力的な市場だ。
外資系企業ばかりではなく
今後は日本企業を本気で開拓したい。
そのためにはどうしたらいいか?
そして将来はリクルートを追い抜きたい。
いずれ、日本法人の社長は日本人にやってもらう。
我々は本気だ。
是非、我社のパートナーとして手伝ってほしい。
今後はQに1回、ミーティングをしよう!!」
このように、かなり気合が入ってました。
国内の人材紹介会社同士の競争。
大量採用企業のリクルーター(ダイレクトリクルーティング)との競争。
そして、大手外資系ヘッドハンティング会社との競争。
益々競争が厳しくなって大変ですね。
まー、先の事はどうなるかわかりません。
私は軽装備で楽しくやります。
「その場がきなけりゃわかんねえ」 みつを
合掌。