「開拓が得意な人と深耕が得意な人」
2016年1月に書いたブログです。
自分の特性を活かして、
優れた人材コンサルタントになりましょう。
「開拓が得意な人と深耕が得意な人」
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)も
人によって得意・不得意があります。
大きく分けると、以下の二種類だと思います。
1 新たな市場を開拓することが得意な人
2 特定市場を長期に渡り深耕するのが得意な人
両者それぞれに、ある種の才能があります。
上記1の人は
創造力や企画力、仕組み化力に富む人です。
転職市場全体を見渡し
どこに未開の市場が眠っているか?
鼻をきかせてリサーチ活動を進め
その市場における求人開拓とキャンディデート開拓手法を確立します。
会社がそれまで取り組んで来なかった市場を見つけて
そこで新たな売上(利益)を創り出します。
売上(利益)を創り出す仕組みづくりが得意です。
クリエイティブな人です。
そして、ある程度カタチになって
他の人に任せられるようになると
また別の新市場の開拓に取り組みます。
新市場開拓のエキスパートです。
創造性に富むけれど、やや飽きっぽい人が多いかもしれません。
ただ、大変貴重な人材として重宝されます。
一方、多数派は上記2のタイプだと思います。
根気強く一つの市場を長期に渡り深耕し
数年後には2倍・3倍の市場に成長させてくれます。
耕す畑さえ教えてあげれば
毎年確実に果実を収穫してくれる人です。
そして、その市場においては敵なしと言われるぐらいの
特定市場のエキスパートになれる人もいます。
このような人が数多くいないと
顧客からの信頼は得られませんし
人材紹介会社の業績は安定しません。
ですから、上記1のタイプ同様に有難い存在です。
現在の転職市場にどれほどの未開の市場があるかは難しい課題ですが
女性、中高年齢者、地方、新卒、既卒、障がい者、グローバル人材、
デジタル・環境・エネルギーなどのニューテクノロジー領域など
新たに取り組むべき市場は残っていると思います。
さてどうですかね?
上記1と上記2のタイプの比率としては
「2:8」 ぐらいが適正かと思います。
畑を見つける人が多すぎても
畑を耕す人が少なければ売上(利益)にはなりませんので
これぐらいの比率が適性ではないかと
思っています。
皆さんはどちらのタイプでしょうか?
自分の強みを伸ばしましょう。
「梅の木に梅の実
柿の木に柿の実
それでよいのです」 みつを
合掌。