「採用の神様?」
私が尊敬している
クライントのマネージャー
Aさんのお話です。
ある人材紹介会社の
トップコンサルタントのBさんを
マネージャーのAさんに
ご紹介しました。
Bさんは
前職から人材コンサルタントに転職して
わずか2年目で
年収1000万円を超えるという
ギネス記録をつくった
凄腕コンサルタントです。
加えて
お人柄も素晴らしく
信頼感豊かな人です。
マネージャーのAさんは
Bさんの業績もさることながら
そのお人柄に惚れたようです。
その証拠に
一次面接(会食)終了直後に
「私は、今すぐにでもBさんと一緒に働きたいです!!
ただ、Bさんと一緒に働くメンバーとの相性も
大切にしたいですので
Bさんとは何度もお会いしたいです。」
というご感想をいただきました。
結局
チームメンバーの方々を含めた
会食を3回も重ねられました。
年末のご多用の折
非常にお忙しいAさんとコンサルタントの皆様が
Bさんを採用するために
3回もの会食を重ねられたのは
本当に頭が下がりました。
コロナ禍にもかかわらず
Bさんを採用するために
3回もの会食です。
そして
オファー面談後も会食していただきました。
ただ、ご応募いただいたBさんは
トップコンサルタントであります。
簡単に転職できない立場ですので
途中までは
「武谷さん、当社の現状では辞められないので
当面は今の会社に残ろうと考えています。」
と、おっしゃっていました。
私も
「そうですよね。
Bさんは辞められないでしょうね。
会社が絶対に手放してくれないでしょう。
今回は仕方ないですね。」
と、弱音を吐いておりました。
それなのに
マネージャーのAさんは
全くあきらめる事は無く
Bさんとの会食を重ねられて
最終的にBさんの気持ちをつかまれました。
Aマネージャーの情熱とご尽力には
本当に頭が下がります。
それと同時に
「途中であきらめそうになった
エージェントの俺は
ダメダメコンサルタントだな。
Aマネージャーに対して
大変申し訳ない。」
と、思いました。
今回の成約は
私の成約ではなく
Aマネージャーの成約だと
心から感じています。
Aマネージャーに対する感謝と謝罪
「私はエージェント失格だ」
という敗北感に包まれております。
また、内定されたBさんに対しても
「ご多忙を極める
トップコンサルタントでありながら
よくぞ3回もの会食に
応じてくださったなー。
そして、勇気を持って
リスクテイクされて
よくぞ内定受諾していただいたな。
素晴らしい感性の持ち主だな。」
と、あらためて感心させられました。
人事の方も
「Bさんは、辞退されるかと思っていたのですが
こんな結果になるとは驚きました。
当社のAの情熱が
お人柄の良いBさんに伝わったのですね。」
と、しみじみおっしゃっていました。
Aマネージャーは
元々トップコンサルタントでもありますが
今後は
「採用の神様」
と、呼ばせていただきます。
今回の件は
エージェントとしての
私の存在価値を問われる案件として
心に刻みます。
Aさん、この度も誠にありがとうございました。
途中であきらめそうになってしまい
大変申し訳ございませんでした。
「わたしは
今日の一日を
大事に
生きたろうか」 みつを
合掌。