「同一応募者と3回もの会食?」
私が尊敬する
X社様のA部長は
大変熱い人です。
・自分が誰よりも一番働く。
・人材コンサルタントとしても元トップコンサルタントである。
・オープンでフラットな働きやすい風土を醸成する。
・メンバーの面倒見がよく信頼されている。
・上から方針を一方的に押し付けない。
・メンバー一人一人と互いに納得できるまで話し合う。
・その上で行動目標を共有する。
・目標通り進捗しているか、きちんとフォローする。
・結果が出るまで忍耐強くフォローする。
・メンバーと勝ちパターンを共有し自信を持たせる。
・メンバーに達成癖をつけさせる。
・チーム全体を達成に導く。
A部長は、上記のような温かく責任感の強いマネージャーです。
また、A部長は
人材コンサルタント採用に関しても
大変熱い思いを持っています。
A部長の採用基準は
下記のようなものです。
1 人材コンサルタントとしての実績やスキル以上に
一緒に働きたいと思えるような信頼できる人物かどうか?
要するに、人物評価を優先する。
2 応募者と一緒に働く部下の意見や相性を尊重する。
このように
信頼できる人物で
組織風土や他のメンバーと
カルチャーフィットする応募者であれば
入社後は、A部長が何とかしてくれるという感じです。
さて、その人物評価を間違えないようにするために
何をするかと言うと
先日の応募者Bさんとの
3回の会食です。
・1回目:A部長と部下2名と応募者Bさんとの夕食
・2回目:A部長と部下2名と応募者Bさんとのランチ
・3回目:A部長と部下のマネージャーと応募者Bさんとの夕食
1回目と2回目の会食は
人物評価の目的が主でしたが
3回目の会食は
Bさんを引っ張るための
口説きの目的が主です。
A部長は
多くのチームのマネジメントを兼務され
社内で最もお忙しい方ですが
Bさんの採用のために
ここまでの時間とパワーをかけています。
ここまで労力を割いていただくと
応募者のBさんも
悪い気はしません。
初めは、転職意欲はあまり強くなかったのですが
「ここまで誠意を見せられたら
思い切って転職して
A部長の期待に応えられるように
頑張ってみたい!!」
と考えるようになります。
A部長の採用選考は
それぐらい熱意があって丁寧です。
いつの時代も
採用活動における
重要なスタンスは変わりませんね。
「生きているうち
はたらけるうち
日のくれぬうち」 みつを
合掌。