「徹夜で内定GET。至誠天に通ず!!」
今日は
若手人材コンサルタントの
Aさんのお話です。
Aさんは
新卒入社された大手企業で
求人広告営業を経験されました。
Aさんは
求人広告営業でも
上位の業績を上げました。
しかし、数年後
「求人広告営業では応募者の顔が見えない。
企業と人材、両方を顔が見える仕事がしたい。」
という理由から
一気通貫の両面型人材コンサルタントに
転職されました。
Aさんは
転職された人材紹介会社で
最初は戸惑いながらも試行錯誤され
特定業界のアッパーミドル領域を
自分の強みとできるまでに
成長されました。
それでもAさんは
自己満足する事はありませんでした。
「もっと高みを目指して成長したい!!
更に、個人の自由度の高い会社で働きたい。」
という志を抱き
グロービス経営大学院で学んだり
英語学習留学もしました。
さて、そんなAさんが
ご相談にお越しになって
「どちらの企業をご紹介しようか?」
と、考えた結果
「Aさんにとって
成長できるチャンスがあって
自由な社風があるのは
X社様とY社様だろう。
ただ、どちらも難関企業なので
内定を獲得するのは相当難しい。
それでも、チャレンジしてみましょう!!」
と、ご提案しました。
その後、Aさんは
X社様とY社様の面接に進み
特に難関企業であるX社様の
最終面接まで進まれました。
私:「いやー、順調ですね。
Aさんの仕事に対する真摯な姿勢や
信頼感豊かなお人柄が認められたんですよ。」
Aさん:「選考が進むほど
志望度が上がって来ました。
第一志望です!!」
というように、このまま順調に内定されるかと
私も思っておりました。
しかしながら
人材紹介業というものは
そんな簡単な仕事ではありません。
Aさんは
最終面接での
質疑応答に苦労され
「入社後のビジネスプランを提出してください」
という、厳しい宿題を出されました。
要するに
「市場全体を鳥瞰した上で
営業戦略を明確に出せ」
という、難しいリクエストです。
私も
「これは大変なリクエストだなー。
AさんにX社様が納得できる提案ができるかな?」
と、心配になりました。
ただ、クライアント企業からのリクエストは
避けて通れません。
私:「週明けまでに、入社後の短期・中期の
戦略・戦術を考えて提出してください。」
Aさん:「わかりました。
私にとっては難題ですが
できるかぎりやってみます。
土曜日は家族の用事がありますので
日曜日に作成します。
従って、武谷さんにお送りできるのは
深夜になるかもしれません。」
私:「わかりました。
月曜日の午前中に
X社様に提出できれば大丈夫です。
大変でしょうが、お待ちしております。」
そして、ついに期限の月曜日になりました。
私が、早朝、PCを立ち上げてみたら
Aさんからビジネスプランが届いていました。
メールの日時は午前4時台でした。
「Aさんは、徹夜したんだなー」 と思いながら
ビジネスプランの内容を拝見しました。
一言で申し上げますと
期待以上の立派なビジネスプランでした。
Aさん:「こんなビジネスプランでもいいですか?
突っ込みどころ満載ですよね?」
私:「そんな事はありません。
正直、期待していた以上の
立派なビジネスプランです。
このまま、X社様に転送します。」
私は、X社様に
Aさんのビジネスプランを転送して
社長さんからの結果を待っていました。
そして夕方、社長さんからお電話をいただきました。
社長:「なかなか立派なビジネスプランですね。
期待以上です。
マネージャーとも相談した結果
Aさんにオファーを出します。」
私:「ありがとうございます!!」
Aさんは
自らの人材コンサルタント経験と
グロービスで学んだマーケティング理論をベースに
業界を鳥瞰した
STP戦略を組み立てて
素晴らしいビジネスプランを提出されました。
私に届いたのは
月曜日の午前4時台ですので
徹夜したという事です。
それぐらい
X社様に入社したかったという事です。
内定祈願で人材紹介神社にも参拝されたそうです。
その結果、
提出したビジネスプランが評価され
見事に内定を勝ち取りました。
まさに
「至誠天に通ず!!」
という事ですね。
Aさん、大変お疲れ様でした。
また、Aさんの努力を誠実にご評価いただいた
X社様の社長さんやマネージャーの皆様
誠にありがとうございました。
Aさん、おめでとうございます!!
「わたしは
今日の一日を
大事に生きたろうか」 みつを
合掌。