「奥様と相談してから転職活動しましょう?」
先日のブログにも書きましたが
同一企業に
同一人物のAさんが
再応募されて
二度目の内定をいただきながら
二度目の内定辞退に至るという
大迷惑をクライアント企業様に
おかけしてしまいました。
私も大変お恥ずかしく
穴があったら入りたい心境です。
36年の人材紹介コンサルタント人生で
初めての不名誉な経験です。
内定辞退理由は
「固定給が下がり
インセンティブ比率が高くなる点に関して
奥様を説得できなかった」
という事です。
しかし
わずか数年前に内定され
条件提示もされた企業ですので
給与条件に関しては
「多分、前回同様でしょうね」 と
十分な認識を持っていらっしゃいました。
そうであるならば
奥様に対して
「数年前、内定をいただいた企業に再応募するよ。
多分、前回の同じ条件だと思うけど
大丈夫だよね?」
とか、事前に相談してから
応募されるのが当り前ですよね。
そこで、奥様に
「いやー、固定給が下がる会社に応募するのはやめて!!」
とか、反対があれば
事前に説得するか?
再応募を断念するか?
という判断ができるはずです。
特に、Aさんは
ベテラン人材紹介コンサルタントであり
且つ、シニアマネージャー(部下数十名)の経験もありながら
事前に奥様に相談するという
大切なプロセスを飛ばしてしまいました。
その結果
同一企業に再応募され
再度内定をいただきながら
二度目の内定辞退という
最悪の結果になりました。
当然、エージェントとして
私に大きな責任があります。
「奥様にもちゃんと承諾を得ていますか?」
と、念のため確認すべきところでした。
ただ、Aさんは
大変なベテランコンサルタントであり
部下数十名のシニアマネージャー経験もあるし
再応募でもあるので
「まさか、そんな素人のような内定辞退はないだろう」
と、油断していました。
当り前ですが
転職というモノは
自分だけが影響を受けるモノではありません。
当事者の周囲を取り巻く
全ての人が
大なり小なり影響を受けます。
その中でも最も大きな影響を受けるは
奥様やお子様などのご家族です。
そこに考えが及ばず
ご自分の気持ちだけで突っ走っても
今回のように
ただただ関係者に迷惑をかけて
ご自身の信用も落としてしまう
という結果に終わります。
また、奥様に反対されて
気持ちが折れるようでは
「転職方針に軸が無い」
と、言われて仕方ありません。
そんな事では
大人の転職活動とは言えません。
転職活動は
事前に大切なご家族に相談してから
始めましょう。
「やれなかった
やらなかった
どっちかな」 みつを
合掌。