「業績が良くてもチームワークを乱す人が一番困る?」
これは
多くの社長さんが
おっしゃる事です。
それはそうですよね。
チームワークを乱す人が
一人で5000万円売っても
その人のおかげで
他の人材紹介コンサルタント10人の
売上が1000万円ずつ下がったら
差し引き5000万円の損です。
そういう困った人は
多くの組織に存在していて
経営者やマネージャーを
悩ませています。
確信犯なのか?
天然なのか?
そのような人は
多くの場合
自分のグループを作ります。
自分のグループの人には
優しくして囲い込みます。
その結果
「その人のグループ」 VS 「グループ以外の人たち」
という構図が
社内にできてしまいます。
こうなると
会社全体に負の影響を与える
大問題になります。
このような人を呼んで
1ON1 で話を聞くと
色々な権利主張があります。
その主張の中身は幼く
80%は間違っていると思いますが
20%は確かにそういう面もあると
考えさせられます。
ただ、その20%の部分は
「他の社員もそれぞれに
考えている事もありながら
頑張っているんですから
組織人として我慢してください。
会社も改善努力はしています。」
と、申し上げます。
しかし、そんな簡単に
こちらの言い分を聞いてくれる人ではありません。
とにかく、その20%が許せないと
会社や上司の100%が許せなくなるようです。
もう、ここまで来たら
「オシマイdeath」 から
イエローカードを切らないと
「グループ以外の人たち」 までもが
「社長やマネージャーは
一体何をやっているんだ?
早く何とかしろ。
そんな会社であれば
私たちが辞めてやる!!」
と言い出して、最悪の事態になります。
イエローカードを2枚切ったら
レッドカードを切って
退場していただかないと
経営を続けられなくなります。
「日本の人事部」 にも
「社内の風紀を乱す社員」 に
どのように対応するか? という記事がありました。
社内の風紀を乱す社員 – 『日本の人事部』
お世話になります。 問題の社員は同僚に対して怒鳴ったり、物にあたったりすることが社員の前、取引先の前で複数回ありました。 そのことを注意すると非を一切認めず、更には逆上して怒り出します。他の社員はその問題社員に対して腫れ物を触るように接し…
リンク
jinjibu.jp
この記事の中では
二番目の回答がコンプライアンス的にも
道義的にもバランス感覚があり
私の回答に一番近いと感じました。
こうした問題は
多くの企業が抱えながら
労基法的にも人権的にも
大変デリケートな問題ですから
真っ向から立ち向かう
経営者や管理職が少ないのが現実です。
しかし、経営の現実として
特に、中小企業においては
時々変な人が入って来ますから
真面目で善良な社員を守るためにも
厳しい対応も必要です。
そのためにも
採用選考の段階で
応募者のバックグラウンドを
しっかり見定める事が大切です。
経営者はきれい事ばかり言っていられません。
会社と社員を守るの事が使命です。
「ひとの世の幸不幸は
人と人とが逢うことから
はじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。