「似たタイプを採用するな?」
「似たもの同士」
という言葉があるように
経営者や人事の方は
自分と似たタイプの人を
知らず知らずの内に
採用する傾向が強いと感じています。
例えば
「勉強家の社長は勉強家の応募者が好き」
「高学歴な人は高学歴な応募者が好き」
「苦労した社長は苦労した応募者が好き」
「体育会系の社長は体育会系の応募者が好き」
「ロジカルな社長はロジカルな応募者が好き」
「熱血漢社長は熱血漢な応募者が好き」
というような事です。
昔、リクルートの採用担当の先輩に聞きました。
私:「なぜ、リクルートは高学歴人材を多数採用するんですか?
高学歴じゃなくても優秀な人はいますよね?」
先輩:「確かにその通りだと思うよ。
学歴だけではあてにならない。
ただ、あくまで確率論だけど
高学歴集団の方が
優秀な人材を発見しやすいので
そこを優先して採用活動をしているんだよ。」
私:「なるほど、確率論ですね。」
今のリクルートはわかりませんが
「確率論採用活動」 に関して
頭ではわかりました。
リクルートの創業メンバーは
江副さんはじめ、東大卒だらけでした。
高学歴人材が好きだった事は明らかでしょう。
ただ、高学歴人材は思い上がりもあって
生意気な人が多い傾向があると思います。
ただ、同じ生意気でも
「有言実行の人」 と
「口だけで実行力が無い人」 とに
分けられるかもしれません。
従って
「有言実行の生意気人材」 を
探し出して口説けるかが
経営者や採用担当者の
能力だろうと考えます。
昨晩、妻に質問しました。
私:「どんな人を採用したい?」
妻:「自分に無いものを持っている人。
例えば、生意気な人。」
私:「へー、生意気な社員だらけで大変になりそうだね。」
妻:「いや、半分以上は
バランス感覚がある人を採用した上で
その他は学歴関係なく
おもしろく刺激的な人を
採用した方がいいと思う。」
「生意気な人」=「エネルギッシュ」=「会社を変革できる」
というように考えているようです。
確かに
似たタイプの人材ばかり採用して
金太郎飴集団になって
組織が硬直化する事は心配ですね。
「異なるをよしとする」
そういう冒険採用も大切でしょう。
採用って本当に難しいです。
「いまここに
だれとも
くらべない
はだかのにんげん
わたしがいます」 みつを
合掌。