「それは私のセリフです?」
妻が
オンライン帰省をしたいと思い
大分県に住んでいる
78歳の父親に
「iPad」 を購入して送りました。
妻は
丁寧に大きな文字で
「iPad」 の取り扱い説明ノートを作成し
それも一緒に梱包して
父親に送りました。
それでも
スマホやPC未経験の父親には
何をどうしたら良いのか
わからなった様子です。
そこで、父親は一昨日
長く経営していたお店の元社員の
A子さんを呼んで
一緒に悪戦苦闘した様子です。
ところが
二人で 「iPad」 を触っている内に
「Siri (音声ガイダンス機能)」 が
立ち上がってしまったようです。
iPad:「何か御用でしょうか?」
父親とA子さんは
「iPad」 がしゃべり始めたので
益々どうしたら良いのか
わからなくなりました。
そこで、二人は困って
妻に電話して来ました。
A子さん:「利恵ちゃん、何かしゃべりだしたけど
どうしたらいいやろうか?」
妻:「えー、しゃべりだした。
何をしゃべっとると?」
A子さん:「『何か御用でしょうか?』 とかしゃべとるよ。」
iPad:「それは私のセリフです。」
妻は電話越しに
「iPad」 の
「それは私のセリフです。」
という言葉を聞いた瞬間から
笑いが止まらなくなりました。
しかし、笑いながらも
電話のやり取りは続きました。
妻:「それじゃあ、一旦電源をオフにしてみて。」
A子さん:「わかった。」
妻:「じゃあ、またオンにしてみて。」
A子さん:「わかった。オンにしたよ。」
iPad:「何か御用でしょうか?」
A子さん:「また、『何か御用でしょうか?』 としゃべりだしたよ。
どうしたらいいんやろうか?」
iPad:「それは私のセリフです。」
妻は再度、電話越しに
「iPad」 の声を聞いて
益々笑いが止まらなくなりました。
結局
父親とA子さんはあきらめて
ドコモショップに 「iPad」 を持って行って
店員さんに教えてもらう事になりました。
私:「あんなに丁寧な取扱説明ノートを作ったのにね。」
妻は、すっかり壺にはまってしまった様子で
ずっとゲラゲラと笑っていました。
いやー
「それは私のセリフです。」 と
コンピューターから
人間が叱られる時代になりましたね。
「つまづいたって
いいじゃないか
人間だもの」 みつを
合掌。