「今更、ワーケーション?」
まずは、一応意味を共有しておきましょう。
*ワーケーションとは2000年代に米国で生まれた、
「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語である。
おおむね、リゾートなどの環境のよい場所で、
休暇を兼ねてリモートワークを行う労働形態を指すことが多い。
との事です。
しかし、2020年になって今更
「ワーケーション」 という言葉が
官房長官から飛び出しました。
ただ、皆さんも
ご存知のように
そんな事は
「文豪」 と呼ばれた作家や芸術家をはじめ
昔からやっている事ですよね。
全国の温泉地に行くと必ず
「文豪の●●が立ち寄った」 とか
「〇〇が常宿にしていた」 とか
そんな事を見聞きしますよね。
昔から、旅をしながら
小説を書いたり
俳句を詠んだり
絵画を描いたりしていたわけです。
要するに
官房長官が言いたかったのは
「地方の観光地で
お金を使いながら
テレワークをしてくれ」
という事ですかね。
しかし、それは
「とにかく会社に出勤しろ!!」
という日本企業的な働き方から
「皆さん、明日からヨーロッパ流に変えましょう」
というような、難しい話ですよね。
ただ、同じ日本人でも
裕福な経営者などは
とっくに 「ワーケーション」 をやっています。
私のような
零細企業の社長でも
「365日休日なし」 ですが
海外でも国内でも
混まない時期に旅行しながら
毎日、朝夕はメールや電話対応して
「ワーケーション」 を
既に15年続けています。
その結果
日本企業や日本人の働き方として
「改めた方がいいなー」
と感じる事があります。
それは
「労働時間で従業員を評価するな」
「従業員は労働時間で勝負するな」
という事に尽きます。
新人時代
毎日のように
鬼マネージャーに言われました。
「お前ら、時間の長さで仕事をするな。
仕事は結果で勝負しろ!!」
という事です。
従って
「出勤しても、しなくても
残業しても、しなくてもいい。
ワーケーションもOKだけど
会社は結果で
皆さんを評価するよ。」
というように
日本企業の考え方が変わらないと
突然、官房長官が
「ワーケーション」 と言っても
実態として
日本企業の従業員はついていけないのです。
昨日も
「アベノマスク」 を 8000万枚も増加して配る
という話がありましたが
ついに頭がおかしくなりましたね?
「医療や介護などの現場では使えない。
一度使ったマスクは必ず捨てる。」
と言われている小さすぎるマスクです。
一度予算化して発注済だから
余ってしまったマスクを
使わざるを得ないのでしょう。
医療従事者ですら
夏のボーナスも支払われていない人たちがいますし
つぶれそうな病院もたくさんある事を
忘れていませんか?
社会の実態や
庶民の生活状況をよくよく調べて
施策を実施しないと
コロナ禍でも
高い給料を取り続けている
政治家の存在価値はありません。
そろそろ、お引き取りください。
「やれなかった
やらなかった
どっちかな」 みつを
合掌。