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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「悲観的意見だけを述べるのは無責任ではないか?」

「悲観的意見だけを述べるのは無責任ではないか?」

コロナの世界的蔓延によって

「来年の東京オリンピック・パラリンピックは無理だろう」

という声が拡がっています。

世界各国の世論はわかりませんし

多くの国が

「今はそれどころではない!!」

という事かもしれません。

ただ、私たちは

オリンピック・パラリンピックを招致した国の国民です。

その私たちが

「開催は無理だろう」 と

簡単にあきらめて良いのでしょうか?

実は、私も安易にあきらめる

気持ちになった事があります。

私:「この状況では

   とてもじゃないけど

   来年の開催は無理だろう?」

妻:「今、そんな話は聞きたくない。

   アスリートはもちろん

   この瞬間も開催実現に向かって

   努力している人がたくさんいる時に

   そんな事は言うべきじゃない。」

普段は

穏やかで言葉少ない

妻から一喝されて

私は黙ってしまいました。

「評論家みたいな

 話をする暇があったら

開催実現に向けて

応援できる事の一つも

何かやってみたらどうなんだ?

少なくとも

貴方は何もしていないでしょう?」

という辛辣なメッセージです。

先日の 「NHKスペシャル」 でも

日本のアスリートの中の幾人かが

「東京オリンピック・パラリンピックだけが全てではない」

と、自分に言い聞かせながらも

限られた環境での

トレーニングに励んでいる姿を見ました。

彼・彼女らに、そんな辛い思いをさせています。

確かに現実は厳しく

懸念事項は山積です。

「更なる感染拡大につながるのではないか?」

「その時、日本自体がどんな状況なのか?」

「世界各国がどんな状況なのか?」

「そもそも他国の選手や関係者が日本に来てくれるか?」

「スポンサーは付いてきてくれるのか?」

「国の財政負担が更に増えるのではないか?」

「無観客になるのではないか? その場合は開催されないのでは?」

「ワクチン開発は間に合うのか?」

「本当にスポーツを通じた平和な祭典にできるのか?」

「開催そのものを目的化した空疎な話ではないか?」

などなど、様々な心配や課題があるでしょう。

しかし

今回、日本に投げられた難題は

同時に世界に投げられている課題です。

当然ながら

開催国である日本の問題ですが

世界共通の問題です。

そして

「この難題を人類は乗り越えられるのか?」

という事が問われています。

世界中でワクチン開発や

特効薬開発が進んでいますが

「自国民優先で他国民は後回しにする」

など、現実的な対応ですが

そんな低次元の課題を

「人類がどのように乗り越えるのか?」

「乗り越えられずに

オリンピック精神とは反対に

世界はバラバラに分断されてしまうのか?」

という事が試されています。

「やれなかった

やらなかった

どっちかな」                                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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