「今、人材紹介市場の実態はどうなってるの?」
コロナ不況と言われながらも
人材紹介業界の実態は
どうなっているのでしょうか?
何か異様なほど静かと言うか
リーマンショック時のような
パニック状態に陥っているようには
見えませんね。
過去に手痛い経験もしましたし
リーマンショック後の10年間は
空前の好景気で
内部留保を蓄えましたから
多くの会社では
まだ余裕があるんでしょうかね?
ただ、余裕がない会社は
既に水面下でリストラを
始めているようです。
一方、大手人材紹介会社が
リーマンショック時のように
大規模な希望退職などを
やっていませんので
業界としては
何となく落ち着いているように
見えるのでしょうね。
そんな折
先日、リーマンショック後に設立された
成長中の人材紹介会社の
社長さんから
貴重なデータをお教えいただきました。
下記のようなデータです。
・4月売上:前年比10%プラス
・5月売上:前年比50%マイナス
・6月売上:前年比5%マイナス
面接数などのKPIは
4月に底を打って
その後は右肩上がりです、との事でした。
従って
そのKPIが結果につながれば
7月以降の売上は
前年比プラスになる可能性があります。
社長さんに
このデータをお教えいただき
私も明るい気持ちになりました。
一旦は、コロナ不況の雰囲気に
業界がのまれた感じもしましたが
「元気な会社のコア人材の求人は底堅いな」
と、感じる事ができました。
実際、今回の社長さんの会社以外にも
この時期に人材コンサルタントを
積極採用している
業績好調な会社もあります。
「木を見て森を見ず」 ではなくて
森ばかり見てしまい
1本1本の木を見ないでいると
情勢判断を間違えますね。
実際
大手人材紹介会社の業績の中身も
若手人材紹介部門の業績は落ちていますが
ハイクラス人材紹介部門の業績は
前年比少しマイナス程度で推移しており
崩壊状態にはなっていません。
要するに
「コア人材の求人は底堅い」
という事です。
そういうコア人材の求人に強いエージェントは
不況に強いという
当り前の話ですね。
私も
森ばかりを見ずに
1本1本の木
1社1社の人材紹介会社を冷静に見て
コア人材の求人に強い会社を
応援したいと思います。
「いまから
ここから」 みつを
合掌。