「インバウンド受け入れで経済刺激?」
外国人の方々には
PCR検査を受けていただく前提で
日本も早めに
思い切ったインバウンド受け入れで
経済を刺激するのは無謀でしょうか?
やはり、感染者が増えて
医療崩壊が起きてしまいますかね。
少なくとも
自分の尻に火が付いている
現時点では無理ですね。
日本のGDPの50%近くの
300兆円程度が
個人消費だと言われますが
その内、インバウンド需要は
3~4兆円でしょうから
大都市や観光地以外は
あまりインパクトが無いですかね。
しかし
観光業、運輸旅客業、飲食・サービス業などの業界には
大きなインパクトがありますよね。
例えば、米国のGDPに占める
個人消費は70%程度と非常に大きいです。
日本人の個人資産は
1800~2000兆円と言われています。
そして、その資産を持っているのは
一部のお金持ち(富裕層)です。
この富裕層や中間層をはじめ
日本国民がもっとお金を使えば
少しは景気を刺激できると期待して
「Go To キャンペーン」 など
経済施策が発表されてきましたが
「お金持ちほど無駄な消費をしない」 のです。
インバウンドの観光客のように
バンバンお金を使ってくれません。
無駄な消費をしないから
お金がたまるのです。
一方
ヨーロッパの個人消費も
GDPの50%程度らしいです。
しかし、あちらの皆さんは
賢くお金を運用して
資産を増やしている人が多いようです。
更に
中国、インド、東南アジア諸国など
新興国の資産が飛躍的に増えたので
日本人が限られた
個人資産をチビチビ消費しても
相対的なインパクトは縮小しています。
中国系、アラブ系はじめ
どこの国かわかりませんが
シリコンバレー系、外資金融系など
国際線の飛行機に乗れば
そういうグローバルな富裕層の方々を
たくさん目にします。
日本人の国内需要だけで
経済を再生させるのは
自ずと限界があります。
従って
諸外国の皆さんに
再び日本にお越しいただき
大いに消費していただく事が
必要になってきます。
そうしないと
観光業や運輸旅客業、飲食・サービス業などは
非常に厳しいです。
先日、九州の福岡市や別府市に行ってきましたが
コロナ前は
中国人や韓国人で一杯だったホテルがガラガラで
このままではまずいなー、と実感しました。
これからも
日本に来たい外国人は
たくさんいるはずです。
そんな方々には
母国を出発する前に
PCR検査を受けていただき
日本に入国する際にも
再度、PCR検査を受けていただく体制が整えば
ある程度の安全性が担保されるでしょう。
その上で
陰性が確認された方を
国内に受け入れて
日本を楽しんでいただく。
当然、マスク着用義務を課します。
もう、ここまでボーダレス社会になり
経済はグローバル規模で動いています。
最終的には
世界みんなで良くなるか?
世界みんなで悪くなるか?
極端に言うと
そんな選択を迫られていると
感じる今日この頃です。
オリンピック・パラリンピックも
無理だと言われていますが
何とか開催したいですね。
正直、非常に怖いですけどね。
感染対策と経済再生という
同時に解決する事が難しい二つ課題にどう対処するか?
そこを何とかするのが
人間の知恵ではないかと考えております。
「宇宙ロケットの中から
地球を見ると
人間なんか
ひとりも見えやしませんよ
ガガーリンは言いました
空は暗く地球は青いと
コセコセスルコトハアリマセンヨ
まあゆっくり飲んで下さい」 みつを
合掌。