「人と経済が動き出した?」
昨日
九州で不動産業に従事している知人と
電話で話しました。
私:「九州も大変でしょうが
景気はどうですか?」
知人:「そうですね。
本当につい先日までは大変でした。
ただ、この数日で
急に動き始めましたね。」
私:「え、急に動き始めたとは?」
知人:「コロナの影響で
売れ残っていた物件が
この数日で
急に売れ始めました。」
私:「ほー、そうですか?
やはり、県境をまたぐ往来の緩和が
影響しているんでしょうかね?」
知人:「多分、その影響が大きいと思います。
東京や大阪からお越しになって
物件をご覧になったお客様が
即決されています。」
私:「へー、それって投資目的ですか?」
知人:「中にはそういうお客様もいらっしゃいます。
ただ、すぐに転居して来られるお客様も
増えています。
また、当面はセカンドハウスとして使い
いずれは転居される予定のお客様も多いです。」
私:「へー、優雅な人たちもいますね。
九州と言っても
数千万円の物件を
即決で買うとは
我々、一般ピープルには
考えられませんが。」
知人:「おっしゃる通りでしょうが
お金持ちにお金を使っていただかないと
私たちは生きていけませんので
本当に有難い事だと考えています。」
私:「確かに、御社としては有難いでしょうし
不動産が動き出せば
その下のすそ野が広いですから
様々な業界に波及しますよね。
例えば、新しい家具や電化製品を買うとか
引越しにもお金が必要ですしね。」
知人:「そうなんです。
ですから、私たちも頑張って
優良物件を提供したいと思います。」
私:「そうですね。
ただ、個人的には
不動産バブルみたいな事は
好きではないです。
基本的には
一般ピープルの実需に基づく購買活動が
増える方が良いと思います。」
知人:「はい。
我々も、目先の損得より
お客様に中長期的に
ご満足いただける物件を
開発して提供して参りたいと考えております。」
私:「どんなビジネスでも同じですね。
お客様に中長期的な満足を
実感していただけるか?
それが大切ですね。」
知人:「はい。
働く業界は違っても
それを目標に仕事をしたいと
今回の件で一層強く考えております。」
ちょっと驚きましたが
部分的にはそうなんですね。
自粛緩和や往来の自由化によって
ミクロ経済は動き始めています。
ただ、このミクロな動きが
マクロに発展する前に
第二波到来の可能性がありますが
そこからが本当の勝負ですね。
まだまだ緩めず
心身ともに緊張感を維持して
乗り切りましょう。
「張りすぎてもだめ
たるんでもだめ
ちょうどいい
あんばいが
一番いい」 みつを
合掌。