「転職先はイメージで決めるな?」
多くの人材コンサルタントの方々から
ご家族構成など生活環境の変化も含めて
キャリア形成の
ご相談をいただいています。
まさに、人それぞれですが
転職先の人材紹介会社を選ぶ時は
様々な 「こだわり」 や 「心配」 が
心の中に湧き上がってきますよね。
まずは今、在籍されている人材紹介会社が
次の判断の起点になります。
「今の会社には大変お世話になりました。
育てていただいたと感謝しています。
社員も良い人ばかりです。
ただ、どの会社にも長所も課題もあります。
そこで、自分はそろそろ次のステップに
進んだ方がいいかなと
数年前から考えるようになりました。」
このような事をおっしゃる
中堅以上のシニアコンサルタントや
プレイングマネージャーの方からの
ご相談が増えています。
そんな方々でも
大きく二つのグループに分かれると
感じています。
1 転職先選びの軸が明確な方
2 転職先選びの軸が定まっていない方
大まかで恐縮ですが
上記1・2のグループに大別されると考えています。
上記1の方の場合は
過去の実績と今後の方向性に
親和性や一貫性があれば
スイスイと選考が進み
第一希望の会社に内定されます。
一方、上記2の方の場合は
選択軸が定まってないわけですから
どうしても
「普段何となく感じている企業イメージ」 というものが
転職先選びの判断材料になる事があります。
その企業イメージは
下記のような事から想像されています。
・企業規模や知名度から想像する安心感
・ネット上など世間的評判
・先輩や知人が働いているなどの安心感
・逆に、知っている企業だから躊躇する。
普通、私たちは
上記のようなイメージに大きな影響を受けて
物事を判断している事が多いと感じます。
ただ、「何となく抱いているイメージ」 よりも
「転職先を選択する軸」 を
明確にする事が大切です。
理由は
「何となくイメージ」 で転職先を選ぶと
入社後にギャップを感じる事例が多く
転職失敗につながる事が多いからです。
例えば
「オーナー経営者の独裁主義が理不尽で耐えられない」
という事が、一番重要な転職理由なのであれば
「経営者が人格者で
オープンでフラットなカルチャーの会社」
というような要件を重視して
転職先選択をしないと
また同じ失敗をする事になるでしょう。
従って
「こんな会社でこんな仕事をしたい」
という前向きな動機だけでなく
「こういう会社は嫌だ!!」 と言った
コアな転職理由を明確に自覚する事が
失敗の少ない転職を実現する
現実的な活動方針です。
「イメージ」 より 「経営者との親和性」 や
「カルチャーフィット」 で
転職先を決めましょう。
そのためにも私たちは
個別企業の経営者の事を話せるように
知らなければいけませんね。
「にんげんだもの」 みつを
合掌。