「ネオキャリアの新入社員、頑張れ?」
ネオキャリアの新入社員たちは
こんなコロナの真っ最中に
ネオキャリアのような
「イケイケ企業」 に
よく入社したものです。
昔のリクルートや
インテリジェンスのような
「イケイケの超二流企業」 には
「一流を超える超二流人材」 が集まります。
勢いだけのハチャメチャな会社だけど
リスクテイクして
入社した皆さんは
勇気があると思います。
そして、先週の金曜日に
ネオキャリアの新入社員? から
二度目の電話がかかってきました。
一度目は
10日ぐらい前に
妻が電話に出ました。
私:「どこからの電話だった?」
妻:「ネオキャリアだよ。」
私:「電話の内容は?」
妻:「電気料金とかガス料金とか・・・?
人材ビジネスとは全然違ったよ。」
私:「それは危ない電話だな。
電気・ガス料金は
当社に振り込め詐欺じゃないか?
俺だったら
そんな電話は5秒で切るぞ。」
という事で
「また、電話をかけてきたら
ボロクソに怒って
消費者センターに
電話してやろう!!」
と思って、待ち構えていました。
そうして、忘れかけていた金曜日
ネオキャリアの新人らしき女性から
やたら明るく元気な声で
電話がかかってきたのです。
女性:「ネオキャリアの●●と申します。
今日は、電気・ガス料金の事で
お電話しました。」
私:「ハハハ!!
人材ビジネスじゃないの?」
女性:「ハハハ、本業はそうなんですが
新規事業なんですよ。(笑)
電気やガスは
ご自宅やオフィスで使っていらっしゃいますよね?」
私:「俺も原始人じゃないから
電気もガスも使ってるよ。」
女性:「月のお支払いは
幾らぐらいですか?」
私:「俺と妻二人だから
そんなに使ってないよ。
2~3万円ぐらいかな?」
女性:「あー、それだけ使っていたら
十分お安くできます。
多分、1年で1か月分ぐらいは
安くなると思います。」
私:「ホントに?
つい先日、東京ガスに
電気もガスも統一したばかりだよ。」
女性:「そうですか。
それでも大丈夫だと思うので
早速、詳しい者に電話を代わりますね。」
その後、「詳しい者」 という人と
私より詳しい妻に
電話で話してもらい
まずは、資料を送っていただく事になりました。
この電話の向こうでは
「アポが取れたぞ!!
パチパチパチ(拍手)・・・・・。」 とか
「一体、何百人が同時に電話をかけているんだ?」
と思うぐらいザワザワしていて
周囲の社員の電話トークも聞こえてきました。
そんな事をきっかけに
リクルート新人時代の
イケイケだった会社の様子や
当時の自分の事を思い出しました。
「俺も同じような感じだったな。
私は社長の知人だ、とウソを言ったり
〇〇銀行の新橋支店の者だ、とウソを言ったり
めちゃくちゃな電話をしてたな。
バカで滅茶苦茶だけど
笑いが絶えず楽しかったな。
あの経験があったからこそ
怖いものなしになって
何でもやれたんだな。」
と、懐かしく感じました。
「バカになれる人材を採用して
イケイケの環境に慣れさせて
やった社員をほめて乗せる。
時々ガツンと叱る。」
これが、カオス時代のサバイバーを育成する
格好よく言えば
「心理学的経営」 かもしれません。
「超二流企業には
一流を超える
超二流人材が集まる」
それは、今でも真理だと考えています。
少なくとも
昨日、電話をしてきた女性社員には
「明るく元気でおもしろいな。
どんな人だろう?」
と、感じさせる魅力がありました。
ネオキャリアは
大量採用しているので
人材ビジネスをやるつもりで
入社したにも関わらず
コロナで採用関連事業が収縮している中
急遽、電気・ガス系の仕事をさせられているのでしょう。
かつて、リーマンショック時に
インテリジェンスの新入社員が
大量に 「USEN」 に
出向させられたのと同じです。
多くの社員は辞めたでしょうが
生き残った社員はもちろん
その時に
非常な経験をした事は
辞めた社員にとっても
決して無駄な経験ではないと思います。
その後の人生で
何かの役に立った人も
少なくないでしょう。
「超二流企業には
一流を超える人材が集まる」
そんな気概を持って
頑張ってください。
ネオキャリアの新入社員の皆さん
そして、すべての企業の新入社員の皆さん
この時期だからこそ強くなれるので
開き直って元気にやってみましょう。
応援しています。
「しあわせはいつも
自分のこころがきめる」 みつを
合掌。