「マニュアル的でないサービスを提供したい?」
「目先の200万円とか300万円程度の事で
他人の人生をコントロールしようと思うな」
という事ですが
以前、内定されたAさんから
下記メールのような、ご質問を受けました。
武谷様
ご連絡ありがとうございます。
ちょっと話はズレるのですが、
私へのカウンセリングで
気になっていたことがあり
人材紹介の先輩として教えて下さい。
なぜ複数社勧めずに絞って進めたのか?
→他社経由で他を進められるリスクとかはないですか?
なぜ他社状況を確認しなかったか?
→他社で志望度が高い会社が実はあったなど心配じゃないですか?
なぜ先方のメールをそのまま転送するか?
→情報の透明性でしょうか?
お手すきの際に教えて下さい。
よろしくお願いします。
●●
人材コンサルタント経験者のAさんとしては
当然の疑問だと思いましたが
私は、下記メールのように、返信させていただきました。
A様
お世話になっております。
ご連絡をいただき、ありがとうございます。
幾つかのご質問にお答えします。
1.多数社をお勧めするより、互いに適合する会社を厳選して
お勧めしなければ、私の存在価値は無いと考えております。
2.競合他社は、あればあったで良いと考えております。
3.そのままだけではありませんが、できるだけそのままメールを
お送りした方が、お互いの熱量が伝わると思っています。
そんな事で壊れてしまう縁談であれば、どうでもいいと。
「なすがまま。きゅうりがパパ」という感じです。
大人が大人をだます事はできませんし、
大人は子供をだます事もできませんよね。
以上、引き続き宜しくお願い致します。
武谷 広人
私の回答に対して、
Aさんから、下記メールのような返事をいただきました。
武谷様
ご回答ありがとうございます。
なるほど、その境地にいけるのはすごいです。
勉強になります。
変な質問で失礼しました。
引き続きよろしくお願いします。
●●
このAさんのメールに対する
私の最終回答が下記メールです。
A様
ご連絡をいただき、ありがとうございます。
この仕事には、色々なやり方と言うか、流派があると思います。
・多数社に応募していただく。
・競合他社状況をこまめに聞く。
・メッセージを加工して送る。
むしろ、こっちの方がマニュアル的で多数派だと思います。
また、相手によって対応を変える場合もあるでしょう。
なかなか絶対正解というものはないのかなー? と考えております。
他の人のやり方は、今でも参考になります。
それでは、引き続き宜しくお願い致します。
武谷 広人
結局、大きく三つ、思います。
1 人材コンサルタントの仕事は自己裁量でサービス提供できるので楽しい。
2 サービスに100点満点はない。
自分の個性を発揮しながらも、常に他のコンサルタントのやり方や
ナレッジ、ノウハウを学び続け、一歩一歩進化する事を忘れてはいけない。
3 とは言っても、最後はやっぱり相性ですかね?
同業者の皆さん
会社がつぶれない程度に
大いに個性を発揮して
楽しく仕事をしましょう。
「梅の木に梅の実
柿の木に柿の実
それでよいのです」 みつを
合掌。