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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「プレイヤー価値を陳腐化させるな?」

「プレイヤー価値を陳腐化させるな?」

ビジネスの世界で

引退するまで

社長や経営陣の立場でいられるビジネスパーソンは

多分 「0.0001% = 1万人に一人」 程度しか

いないと思います。

その中でも優秀な経営者となると

もっと少ないでしょうね。

私も数多くの経営者や上司の下で働きましたが

「この人は経営者適性が高いな」 と感じた人は

非常に少数でした。

5本の指でも余ります。

それほどマネジメント能力だけを武器に

ビジネス社会を生き抜く事は難しいと思います。

「柔軟な性格」 「頭の良さ」 「人に対する関心」 「歴史学習」

「現場学習」 「情報感度」 「視野の広さ」 「前向きな性格」

「物事や人に対する洞察力」 「たゆまぬ学習努力」 

「忍耐強さ」 「寛容さ」 「厳しさ」 「心身のタフさ」

など、様々な要件がバランスしていないと

中長期的に経営者として成功する事は

至難の業です。

従って

上記のような要件を

「自分が持っているのか?」 

「自分は企業経営を担えるのか?」

という事を

冷静に考えていただきたいと思います。

そうすると多分

「一万人中の9999人」 は

経営者としては成功しない人です。

「経営者として成功しない」 = 「プレイヤーの道を極める」

という進路になります。

このように

「自分にはどっちが向いているか?」

「経営者として成功する事は難しそうだからプレイヤーを極めよう!!」

という判断を35歳から40歳ぐらいまでにしないと

進路変更が間に合わなくなります。

いずれにしても

1万人中、9999人は

経営者適性が欠けているのですから

早めに腹をくくる事が大切です。

「私は経営者タイプではないので

生涯プレイヤーを目指そう!!」

と、決める事です。

残念ながら亡くなった

野村監督のような

「プレイヤーでも一流。

マネジメントでも一流。」

というような人は稀有な存在です。

特別な人ですから

真似をしても失敗します。

そうすると

1万人中9999人は

プレイヤーの道を極める方向に

進むしかありません。

そこで申し上げたいのは

「最近、他人から学ぶ事よりも

 他人に教える事の方が多くなったな。」

と感じたら

職場を変えた方が良いかもしれないという事です。

インプットよりアウトプットの量が増えたら

成長が止まっている証拠だからです。

「自分の価値を陳腐化させるな!!」

と言う意味は

常に厳しい環境に

自分の身を置かないと

成長が止まり

生き残れなくなるという事です。

まさに、弱肉強食の世界です。

65歳、70歳まで

物心共に困らず生きていくためには

自分の適性を知り

自分の牙を磨くしかありません。

野生動物は

そういう厳しい世界で生きているから

美しいのだと思います。

「名もない草も

 実をつける

 いのちいっぱいの

 花を咲かせて」                                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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