ホーム > 社長ブログ > 「行政は本質的な仕事をしてください?」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「行政は本質的な仕事をしてください?」

「行政は本質的な仕事をしてください?」

以前から告知されていましたが

職安法改正の説明会に参加した際も

例えば

・求人台帳を作成しなさい。

・求職者台帳を作成しなさい。

など

「いかにもお役所的な指導だな」

と感じる事がありました。

「貴重な情報なのできちんと決められた項目に従って保管しなさい」

という意味はわかります。

当然、個人情報保護は大切です。

これは、言われなくてもやってますし

今後もしっかりやらなければいけません。

ただ 「求人台帳」 って

大変目まぐるしく変化する

企業の求人情報に関して

「全件を台帳のカタチで残せ」 というのは

「実際の人材紹介業の仕事の現場をご存知なのかな?」

と感じました。

コンサルタントの皆さんはご存知の通り

同じ求人でも内容・要件はコロコロ変わりますよね?

その結果、最初は一つの求人だったものが

台帳にすると複数になる事もあるでしょう。

事務処理負担が増えすぎると

仕事の生産性が下がります。

確かに

求人票に記載された

「募集要項(特に雇用条件)の正しさ」 は

求職者にとって非常に大切なものです。

それは十分理解します。

ただ、今時は

人材紹介会社の求人票よりも

求人企業の 「採用ページ」 の方が

余程詳細で丁寧に書かれています。

従って

内容の薄い求人票よりも

「企業の採用ページを見ていただいた方が良い」

というケースも少なくないのです。

もちろん、「採用ページ」 の内容と

実際の雇用条件との間にギャップがあれば

それは、我々が追求して

不届きな求人企業に関しては

取引停止にします。

単なる儲け主義で

不届きな人材紹介会社もあるので

指導や取り締まりも必要です。

「台帳作成」 などの形式要件より

もっと重要視して監視すべき事は

そういう不届きな人材紹介会社だと思います。

求職者からのクレームが度々寄せられるような

人材紹介会社を重点的に監督してほしいものです。

例えば

「多数の紹介人材が短期間で退職してしまっている」

というような、人材紹介会社こそ

指導・取り締まりの対象とすべきではないでしょうか。

「台帳作成」 など

事務処理的な形式要件よりも

本質要件にこだわって

指導・取り締まりの対象として

業界全体の健全化を図る事が

行政の仕事ではないでしょうか?

上から目線で威張っていた

昔の行政の職員に比べたら

最近の職員の方々は

皆さん、丁寧で親切な方が多いです。

そこは大変改善されましたし

有難いと感謝しています。

ただ、形式ではなく本質にこだわって

業界健全化の後押しをお願いしたいと存じます。

偉そうな事を書きましたが

行政と民間が志を共にして

人材紹介業界を健全化して行きましょう。

悪徳エージェントをぶっ潰しましょう。

毎日、田町から徒歩15分の労働局まで

通勤いただき、大変お疲れ様です。

引き続き宜しくお願い致します。

「おかげさん」                                   みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ