「三陸鉄道が6割復旧しました」
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた
三陸鉄道が復旧したと思ったら
昨年の台風19号で
再度、大きな被害を受けました。
しかし昨日、朗報が届きました。
「三陸鉄道が6割復旧しました」 との事です。
完全復旧には、まだ時間がかかりそうですが
一歩前進で嬉しいニュースです。
一方、同じ台風19号で被害を受けた
「箱根登山鉄道」 は
箱根湯本駅と強羅駅の間での
復旧作業が続いています。
観光客はもちろん
鉄道ファンにも
景観と 「スイッチバック」 で人気の鉄道です。
こちらのダメージも大変深刻で
「今年の秋の完全復旧」 を目指して
全力を尽くしているそうです。
更に、私と妻が
今回の帰省で利用した
JR九州の 「久大線(福岡県久留米市と大分市を結ぶ線)」 は
2017年の 「九州北部豪雨」 の被害で
一部不通になっていましたが
2018年7月14日に全面復旧しました。
わずか1年での復旧に
ご尽力された皆様に感謝致します。
その一方で
妻の故郷である大分県日田市と
私の故郷である福岡県北九州市とを結ぶ
「日田彦山線」 は
運転再開の目標時期は示されておらず
それどころか復旧工事に着手するめども立っていません。
その理由は
利用者が少なく
厳しい経営を強いられているローカル線だからです。
「万年赤字路線」 なので
復旧投資の対象として
考えにくいという事です。
鉄道旅行って
とても情緒があって
好きな方も多いと思います。
「国鉄」 から分割され
地域ごとのJRになり
30兆円とも40兆円とも言われた
赤字は減りましたが
それに伴って
地方の赤字路線のほとんどが
廃線になってしまったのは
何とも寂しい限りです。
莫大な赤字を考えると
センチメンタルな事を言っている場合じゃないですが
「鉄道旅の豊かな情緒」 や
「電車内での人との出会い」 などを
今でも懐かしく思い出します。
「永遠の過去
永遠の未来
その間の一しゅんのいのち
いまここに生きて
あたらしき春に逢う
ありがたきかな」 みつを
合掌。