「質問できないのは興味がないからだ?」
先日、X社様の事業部長様に
若手コンサルタントのAさんをご紹介しました。
人材紹介歴は短いのですが
人材派遣歴を含めると
人材業界歴6年目のキャリアです。
学生時代は体育会にも長く在籍し
お人柄も素直で律義で
裏表のない好青年です。
私としては
「こんな好青年には何とか良い会社をご紹介したい!!」
と思うような人です。
しかし、先日、X社様の事業部長様に
下記、面接後のフィードバックをいただきました。
武谷 様
いつも大変お世話になっております。
先ほどはお電話も頂戴し、誠に有難うございました。
●●様のコメントにつきまして、
いくつか回答・お返事させて頂きます。
●●様については、
「企業・人にもっと興味を持つこと」がスタートのように思われました。
面談では、恋愛のたとえ話が一番盛り上がったのですが、
・企業のファンになること
・相手を好きになること
から、始めてみると良いのかもしれません。
※好きな相手であれば
質問が1~2分で終わることもなくなりますし、
面談への遅刻も無くなるに違いありません。
より相手の事を知ろうと、エンジニアでもメディカルでも、
先方の業界知識を学ぶこと、
会話を膨らませようと努力することへと繋がるように思われました。
以上でございます。
上記、事業部長様のご指摘は
大変もっともだと思いました。
ただ、Aさんは恋愛経験もありますし
スポーツに熱中した経験もあります。
ちゃんと何かを好きになって
研究できる人だと思います。
それなのに、面接で質問ができなかったという事は
大きく二つの原因が考えられます。
1 ご本人曰く、「事業部長様の迫力に押されて頭が真っ白になりました。」
2 私の動機づけや、Aさんの事前準備が十分ではなかった。
私としては、上記1と言うよりも
上記2の 「私の動機づけが不十分だった」
という事が原因だと考えています。
また、それ以前に
転職理由と今後の方向性に関する
話し合いや深堀ができていませんでした。
Aさんの現職は
10人採用しても20人退職する事を繰り返している
「ブラック企業」 です。
従って、Aさんの転職動機は
「今の会社よりマシな会社があるだろう」
という所に留まっているのです。
その結果
「何となく色々な会社に応募してみよう」
という動きになっているのです。
しかし、志望動機としては
「今よりマシ」 では全然ダメで
「是非、御社で働きたいのです!!
その理由は●●●な仕事ができる
人材コンサルタントになりたいからです。」
という強いものがないと
面接を通過する事はできません。
その志望動機に関して
Aさんが心の底からのマインドセットができないと
何社応募しても不合格になります。
合格するとしても
また現職と同じような
「ブラック企業」 になるでしょう。
従って、それをAさんに気づいていただき
内容の濃い志望動機を共有するのが
私の役割です。
Aさんに対する接し方をより深くして
良い新天地が見つかるように
心新たにサポートさせていただきます。
Aさん、年越し転職活動になりますが
引き続き宜しくお願い致します。
「いちずに一本道
いちずに一ツ事」 みつを
合掌。