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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「本当に優秀な人は年収が三分の一でも転職する?」

「本当に優秀な人は年収が三分の一でも転職する?」

先日、あるクライアントの経営幹部の方に

ご挨拶に行きました。

初対面の時も

事業概要、事業ビジョンやビジネスモデル、社風

そして、求める人物要件に関しても

簡潔にわかりやすくご説明いただきました。

その後、契約の締結から

キャンディデートのご紹介後の

面接進捗のやり取りに関しても

非常に迅速で

的確なご対応をしていただきました。

最初から先日のご挨拶に至るまで

迅速に要点を押さえながらも

人間的な温かさを忘れない

素晴らしいお仕事ぶりでした。

「とても優秀な方にお会いしたな。

この人は将来、この会社の経営者になるだろうな。」

と思っていました。

ところが先日

「退職しますので、ご挨拶したいです。」

というご連絡をいただき

驚きました。

驚いたのですが

一方で 「1社でおさまる人ではないな」 とも感じていました。

退職する事を決めている方は

無意識にサインを出しているものかもしれません。

そこで、ご挨拶にお邪魔してお尋ねしました。

私:「どこに転職するんですか?」

先方:「言ってもご存知ないベンチャー企業です。」

私:「たくさんオファーもあったでしょう?」

先方:「はい、たくさんありましたが

    最も規模が小さくて

    最も年収が安い会社に

    転職する事になりました。」

私:「そうなんですか?」

先方:「年収は三分の一になります。

    仕事は今よりも忙しくなり

    徹夜で働かなければいけません。

    営業もバックオフィスも

    何でもやらないといけません。」

私:「えー!!

   うーん、さすがですね。」

先方:「ただ、現職は円満退職です。

    将来の役員昇進も打診いただきながら

    申し訳なく思うと同時に

    大変感謝しています。

    今後もつながりを大切にします。」

私:「うーん、ホンモノの辞め方ですね。

   本当に自信があって

   志が高い人でないと

   そんな辞め方はできませんよね。」

先方:「いやいや、私がいると

    この会社の成長を阻害すると思いまして

    会社のためにも

    自分のためにも

    退職する選択をしました。」

私:「リセットして

   やり直したかったんですか?」

先方:「そうです。

    『青春:シーズン2』 ですよ。(笑)」

ホンモノは常にストイックです。

世間体や年収など構わずに

最後は自分の価値観で決断します。

短期間でしたが

大変お世話になりました。

新天地でのご活躍とご多幸をお祈り致します。

5年後、10年後が楽しみです。

「おかげさん」                                     みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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