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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「戦略性不足でマネージャー向きじゃない?」

「戦略性不足でマネージャー向きじゃない?」

先日、現役プレイングマネージャーのAさんが

何と10数年ぶりに

ご相談にお越しになりました。

私の記憶では

当時のAさんは運にも恵まれず

リーマンショックの影響で

会社の希望退職制度に応募されていました。

将来のキャリア形成に関して

深く悩んでいた印象があります。

しかし、今回のAさんは

明るく元気で

考えている事を率直に話していただき

とても力強くなった印象を受けました。

その理由は大きく、下記の二つだと考えます。

1 ご結婚、ご出産、育児など大きなライフイベントをご経験された事。

2 現職で粘り強く長期間働き、実績と自信を積み重ねた事。

その結果、Aさんはプレイングマネージャーとして

多くのメンバーを育成をしながら

個人業績もしっかり上げています。

私:「今のAさんは充実して幸せそうに見えますが

   なぜ転職を考えていらっしゃるのでしょうか?」

Aさん:「私にはマネージャー適性がないと思います。」

私:「え、もう何年もマネージャーをやっているのに?」

Aさん:「そうなんですが

     上司からも

     『もっと戦略性を身に着けろ』

     と、いつも言われています。」

私:「『戦略性』 ですか?」

Aさん:「はい。

     戦略性が足りないのは

     私も自覚しています。

     だから、プレイヤーに戻りたいんです。」

私:「それでは、今の会社でプレイヤーに戻ればいいじゃないですか?」

Aさん:「はい。

     ところが、どんどん若いメンバーが入って来るし

     私もメンバーを放っておけない性格なので

     育成に注力してしまいます。

     また、会議がとても多くて

     自分がプレイヤーをやる時間が足りません。

     その結果、誰よりも早朝出勤しても終わらないので

     帰宅してから、スカウトメールを送信したりしています。」

私:「お子さんもいて、他の家事もあるのに?」

Aさん:「そうです。

     だから実は、私は凄く疲れているんです。(笑)」

私:「元気に見えますが

   実態は大変なんですね?」

Aさん:「本当に大変なんですよ。(笑)」

私:「お疲れ様です。

   ところで 『戦略性』って

   具体的などういう事でしょうかね。

   Aさんは、率先垂範型の外向きマネージャーですよね。

   それが持ち味だと思います。」

Aさん:「プレイヤーに専念できない今の私は

     人を幸せにできていない気がします。

     先日、その事を考えたら

     内向きになっている自分に気づいて

     一人で号泣してしまいました。」

私は、マネージャーにも個性があった方が良いと思います。

実際、私の過去の上司も

それぞれが 「個性の塊」 で

全く異なるタイプでした。

だからこそ、学べる事も多かったと考えています。

明日は 『マネージャー適性』 とは何か?

『戦略性』 とは何か?

そんな事をテーマにブログを書きます。

「いまここに

だれとも

くらべない

はだかのにんげん

わたしがいます」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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