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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「転職するなら過去の給料を返せ?」

「転職するなら過去の給料を返せ?」

ここ最近ずっと

人材コンサルタント不足の状況が

続いております。

それは当然で

いつでも優秀なコンサルタントは欲しいですよね。

少々不景気になったとしても

優秀なコンサルタントには

良い転職先があります。

優秀なコンサルタントをご紹介できると

「業績が芳しくなくても

武谷さんにだけは

継続してコンサルタントのご紹介をお願いします。」

と、おっしゃってくださる

有難いクライアントもあります。

それぐらい優秀なコンサルタント需要は

逼迫しています。

その結果

現職を退職するのに

非常に時間がかかってしまう傾向が顕著です。

例えば

10年前であれば

「退職意志表明」 ⇒ 「退職承認」 ⇒ 「引継ぎ&有給休暇」 ⇒ 「入社」

というプロセスに必要な時間が

平均1.5か月でした。

ところが最近は

平均2.5~3か月もかかるようになりました。

特に

「退職意志表明」 ⇒ 「退職承認」

のプロセスに時間がかかっています。

キャンディデートの方々が

辞めるにはそれなりの理由があって 

「辞めたいです。辞めさせてください。お世話になりました。」

と、言っているのに

「あーだ・こーだ」 と無理に引き留めて

辞めさせない会社があります。

社員を辞めさせたくない気持ちはわかりますし

この程度の事はよくあります。

しかし、驚くことに

「どうしても辞めるのであれば

過去に支払った給与を返せ!!」

と言う会社まで出現しています。

これって

労働基準法違反の疑いがあるのではないでしょうか?

そもそも 「職業選択の自由」 を保障する

憲法にも抵触するような気がします。

それも大変立派で

結構大きな企業がやっているんです。

皆さん、どう思われますか?

他社の社員の方々に転職していただき

売上や利益を上げている人材ビジネス企業が

自社の社員を引き留めるために

「過去の給与を返せ!!」 って

全くもって矛盾した話ですよね?

もちろん明らかに

お客様や会社に損害を与えるような

「個人情報の持ち出し」 など

懲戒対象になるような事をした社員は論外ですが

普通に転職をする社員に対して

「過去の給与を返せ」 と言って引き留める

という行為はパワハラ以上の圧力ではないでしょうか?

このようなインパクトのある話は

すぐに人から人に伝播してしまい

折角の良い企業イメージが

毀損されてしまう恐れがありますから

そのような事にならないように

社員に過度な圧力を与えるのは

やめた方が良いと思います。

皆さんが感動したラグビーのように

正々堂々

公明正大

フェアプレイで

試合が終わればノーサイド

という価値観や大きな度量を持って

社員を気持ちよく送り出されてはいかがでしょうか?

そうすれば仮に一度は転職しても

戻ってくる社員も増えると思います。

そんな風に思うのは

私だけでしょうか?

是非、皆さんのご意見を伺いたいと思います。

何卒宜しくお願い致します。

「うばい合えば足らぬ

わけ合えばあまる

うばい合えば憎しみ

わけ合えば安らぎ」                                     みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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