「SPIで決めるなら面接は不要?」
SPIって
単なる一つの選考材料どころか
参考資料に過ぎないと
私は考えています。
相当異論はあるでしょうね。(笑)
「こんなもので人生決められてたまるか!!」
という感じです。
従って
リクルート内定後に
当時の東京本社(G8)で
初めて受験したマークシート形式のSPIも
適当に受けました。
でも、真面目に受験していたとしても
結果は変わらなかったでしょう。(笑)
言い訳は
当日は、同期と朝5時まで飲んでましたし
大学では勉強もしてないし
「今更、共通一次(センター)試験かよ?」
と思いました。
途中から
自分で回答番号の法則を決めて
「1-3」 の次は 「2-4」 とか
残った50~60問ぐらいの空欄を
鉛筆で塗りつぶしただけです。(笑)
「配属先の決定には影響するだろうな」
と思いながらも
「どうせ俺は超マイナー(当時)の
リクルート人材センター配属希望だから
スコアなんか関係ないだろう。」
と確信して受験しました。
そして、思い通りに配属されました。
昔のリクルート人材センター(現:リクルートキャリア)には
「CATS(キャッツ)ルーム」 と言う部屋があり
SPIの簡易版が受験できる端末が
多数置いてありました。
当時は、登録者の皆さんにSPIを受験していただいた上で
クライアントにご紹介していたんです。
私は、職業紹介部マネージャー時代に
「登録者に受験していただいているCATSとはどんなものか?」
と、久しぶりにSPIを受験してみました。
「YES」 か 「NO」 を
キーボードで回答できるシンプルなもので
通常のSPIの半分の時間で受験する事が出来ました。
結果に関しては
性格類型は
新卒当時の 「ENTP」 から
「ISTP」 に変わっており
能力は一番簡単なSPI-Gだったので
「5-5-5」 とか、そんなものだったと思います。
達成意欲も行動意欲も50点ぐらいでした。
そんな結果でも、これまでの人生の中で
最も意欲的に仕事をして
それなりの業績も上げていました。
ですから
「やっぱり、SPIは関係ないな」
という考えが強くなりました。
そんな事よりも
「人間はいかに良い環境で
いかに本気で働けるか?
そのマネジメントのあり方や
モチベーションの方が余程大切だ。
逆に、どんなにSPIのスコアが高い人でも
腐った環境で仕方なく働いていると
本来の能力が発揮できない。」
という事を確信しました。
「バカヤロー!!
だからこそ、SPIの結果が良い人材を採用して
モチベーションの高い組織をつくっているんだよ。」
と反論されるでしょうが
「この世の中はさ
全部がリクルートのような会社じゃないんだよ。
選考にSPIは使っているけど
マネジメントに問題がある会社の方が多いのが現実だよ。
リクルートなんて奇跡的な会社は
10万社とか100万社に1社だよ。
そういう世の中の現実をわかってから
SPIの事を語ってくださいよ。」
と思うのです。
しかし、今日からSPIが無くなるわけじゃないし
学生さんや転職希望の皆さんは
現実的に受験しなければなりませんから
本当に大変ですね。
お疲れ様です。
従って
SPIが苦手な人は
SPIを使わない会社に
応募してください。
徹底的にSPIから逃げるのは最強のSPI対策で
おもしろい就活・転職活動の手段だと思います。(笑)
「自分が自分にならないで
だれが自分になる」 みつを
合掌。