「久しぶりにプレイヤーをやって良かった?」
昨年、転職された
優秀なマネージャーAさんのお話です。
前職ではほとんどマネジメントに集中して
戦略・戦術の策定や
OJTでのメンバー育成に
注力されていました。
それはそれで成果を上げて
最優秀マネージャー表彰も受けていたAさんですが
転職先の新たな職場では
プレイングマネージャーである事を要求されました。
評価基準も
「プレイヤー50%:マネジメント50%」
という尺度ですから
マネジメントと同時に
プレイヤーとしても業績を上げないと
認めてもらえません。
そこで、Aさんは
久しぶりに本気でプレイヤーをやりました。
最初は、スカウトメールの送り方や文章も忘れていました。
そのため、他の社員が休んでいる日も出勤して
求人票を作成したり
スカウトメールを送ったり
懸命にプレイヤーの勘を戻しました。
更に、単に成約を上げるだけではなく
高年収求人に注力しました。
その結果
平均FEEが200万円を超える成約を次々に上げ
半年で年間目標を達成する見込みができたそうです。
私:「さすがAさんですね。
期待通りです。」
Aさん:「いやー、本当にきつい1年でした。
前職では楽をしていたので
久々のプレイヤーは大変でした。」
私:「一度、プレイヤーから離れると大変ですよね。」
Aさん:「そうですね。
でも、久しぶりにプレイヤーやって良かったですよ。
自分自身にも周囲のメンバーにも
良い影響があったと思います。
やはり、マーケットインが仕事の基本ですね。」
私:「現場のマネージャーはそうあるべきだと思います。」
Aさん:「はい。
社長や事業部長は役割が違うので
プレイヤーである事を要求しませんが
現場のマネージャーは
強いプレイヤーでなければ
メンバーに対する説得力がありませんね。」
やはり、プレイヤーである事によって
マネジメントにも確信が生まれるようです。
Aさん、今後も大変でしょうが
プレイングマネージャーとして
組織・風土改革を牽引してください。
応援しています。
「夢中で仕事をしているときは
自分を忘れる
自分を忘れているときの自分が
本当の自分で
一番充実して
しあわせなときだ」 みつを
合掌。