「貴方のエネルギーの源泉は?」
面接に進まれるキャンディデートに
突きつけられる質問の中で多いのは
「貴方のエネルギーの源泉は?」
というものです。
皆さん、答えられますか?
難しい質問ですよね。
露骨に質問する面接官もいらっしゃいますが
それは少数派です。
多数派の面接官は
・キャンディデートが育ってきた環境
・これまでの人生で熱中した事
・成功体験や失敗体験から学んだ事
などなど
キャンディデートの価値観形成の過程に関する質問をされて
その人の 「エネルギーの源泉」 を探ります。
個人の価値観を大きく分けますと
「自己認識」 と 「他社認識」 とに
分けられる気がします。
もっと申し上げますと
「自己認識」 と 「他社認識」 との比重です。
人によって
「自分が自分で良いと思っていれば
周囲からの評価はそれほど気にならない」
という人もいれば
「自己評価よりも
周囲から評価されないと不安で仕方ない」
という人もいると思います。
このように
「自分軸」 と 「他人軸」 との
どちらに大きな比重を置いているのか?
この点は、その人の人生を大きく左右する事だと考えます。
例えば、私の場合
社会人になるまでは
「自分軸」 だけの偏屈で
嫌な人間でした。(笑)
学生の場合
嫌いな人や価値観が異なる人とは
無理して付き合わなくてもいいですから
自分の殻に閉じこもっていました。
ただ、社会人になって
上司や同僚など周囲の人に恵まれ
「お前はダメだ」 「お前は違う」 「お前は小さい」
と徹底的にたたかれて
「他人軸」 も大切だと思い知らされました。(笑)
しかし、子供時代から
「自分軸」 で生きてきた人間が
心から 「他人軸」 に転換する事は容易ではありません。
多少、バランス感覚が身に着く程度かもしれません。
その結果
社会人になって20年近く
抑圧して封印していた 「自分軸」 が
再度、目を覚ましてしまいました。(笑)
その結果、人生が二転三転しました。
最後は 「自分軸」 に戻って
「俺は俺の生きたいように生きる」
と、独立する事になったわけです。
「自分の野生は抑圧できない」
と、昔の上司や同僚を見ていても
つくづく感じます。(笑)
従って
今の私がやっている人材紹介業は
「クライアントの社長の野生」 と
「キャンディデートの野生」 とのマッチングです。
互いの 「野生」 の相性が良ければ
成功確率が飛躍的に高まります。
皆さんの 「野生」 は何ですか?
「貴方のエネルギーの源泉は?」
という質問に対して
クリアに答えられますか?
本当に難しい質問ですよね。
「にんげん
我欲のかたまり
にんげんのわたし」 みつを
合掌。