「ラグビーは小さなことではない？」

日本がスコットランドに勝って

決勝トーナメントに進むことができて

良かったですね。

一方、台風１９号によって

死者・行方不明者、家屋やインフラの損壊など含め

甚大な被害が出ました。

スコットランドに勝利した後

日本代表のトンプソン選手が

「ラグビーは小さなこと。

それよりも、亡くなった方々や

被害を受けた方々に対して

お悔やみ申し上げます。」

というような、立派なコメントをされました。

本当に日本を愛してくれて

聞いていて

涙が出るコメントでした。

しかし

「ラグビーは小さなこと」

では、決してないと感じました。

今回の台風で亡くなった人は

既に７０人以上いらっしゃいますが

同じ日に病気や事故で

亡くなった人は

それ以上に多いのです。

不慮の災害か

そうでないかの違いはあっても

毎日、同じ日に多くの人が

世界中で亡くなっています。

それと同時に

同じ日に新たに生まれる命もあります。

人はそれぞれ

その日その日の一日を

一生懸命生きています。

ラグビー選手も

その日その日にベストを尽くして

闘っています。

亡くなった方々も

生き残った人間も

毎日一生懸命生きています。

その人がいつ死ぬか？

など誰にもわかりません。

ただ、多くの人が

前を向いて進んでいるだけです。

その意味でも

一番前を向いて進んでくれている

ラグビー日本代表選手は

大きな影響を与えてくれています。

「ラグビーは小さなこと」

では、決してありません。

こんな時こそ

勇気が出る話題も必要です。

実際、グループリーグ敗退が決まっていたカナダチームが

釜石でボランティア活動をやってくれて

被災された地元の人たちだけでなく

多くの人を励ましてくれました。

「前へ」

明治大学ラグビー部の

名監督だった故：北島先生の

有名な教えだと記憶しています。

人生も　「前へ」　です。

「いまから

ここから」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。