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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「背景を聞けとはどういう意味?」

「背景を聞けとはどういう意味?」

気は小さいのに

「出たとこ勝負」 がモットーの私ですが

それをお客様に押し付けてはいけませんね。

お客様の立場に立てば

「事前にできるだけ詳細な情報が欲しい」 

と考えているクライアントやキャンディデートが大半です。

人材コンサルタントも

そんなご要望にお応えするために

お客様に対して

できるだけ詳細にヒアリングをします。

しかし

「ただ、詳細な情報であれば良いのか?」 と聞かれると

必ずしもそうではないと考えます。

1本の木に例えましょう。

枝葉の事ばかり聞いても

本質的でない細かな話ばかりになるだけで

仕方ありません。

やはり、根っ子や幹の話を聞かなければ

求人の背景や転職の背景が

一向に見えてきません。

「背景」 = 「目的」 です。

背景を聞いて

双方の 「本音の目的」 を理解しなければ

マッチングは成立しませんよね。

従って、人材コンサルタントの方々は

この仕事を始める時に

上司や先輩から

「背景を聞け」

と、必ず指導されるはずです。

「背景を聞かなければ

 本音の目的がわからない。

 本音の目的がわからなければ

 マッチングは成立しない。

 それでは、顧客満足は得られないし

 自分の業績も上がらない。」

という理由ですね。

私も成約に至らなかった時は

「本当に背景を聞けていたかな?」

と、自問自答すると

「聞いたつもりでいたけれど

 実は深く聞けてなかったな。

 表面的なヒアリングだったな。

 お客様の本音は

 違う所にあったんだな。」

と思う事がよくあります。

聞いたつもり。

わかったつもり。

ベテランコンサルタントにありがちな不遜な対応。

そんな時は

お客様に直接質問するのが一番でしょう。

「今日、私はこのように背景を理解したつもりですが

 私は今回の背景(本音の目的)を

 ちゃんと理解しているでしょうか?

 少しでも違う所があったら

 率直にご指摘ください。

 宜しくお願い致します。」

このようにお願いすると

私の勘違いや思い込み、間違いを

率直にご指摘いただけるお客様が多いです。

やはり

「答はお客様が持っている」

ですね。

まだまだ修行です。

「花を支える枝

 枝を支える幹

 幹を支える根

 根はみえねんだなあ」                                  みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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