「元キャンディデートのナイスアシスト?」
元キャンディデートのAさんは
数年前、X社様に入社され
元気にご活躍中です。
そんな折
先日、X社様をご紹介して
内定されたBさんが
オファーを受諾されるかどうか
悩まれていました。
私:「Bさん、どんな面で悩まれていらっしゃるのですか?
何でも答えますから
ご遠慮なくおっしゃってください。」
Bさん:「主に二つの疑問があります。
①目標金額が非常に高いですが、本当に達成できるものでしょうか?
②もし、目標達成できなかった時は、基本給を下げられるのでは?」
私:「承知致しました。
まずは、①に関しては、目標達成者は全体の30%です。
次に、②に関しては、ほとんど前例がありません。
例えば、1年以上に渡り顕著に業績が悪く
更に、やる気もない・改善する気もない。
もし、そのような社員がいたら
基本給を下げられる可能性があるだけです。
Bさんの場合、そんな事はないはずですから大丈夫です。」
Bさん:「本当ですか?
目標達成しなくても
給料が下がらない?
そんな天国みたいな会社ってあるんですか?
私が今勤務している会社は
目標達成しないと
容赦なく給料を下げられますよ。」
私:「Bさん、わかりました。
私の話を信じていただけないようですね。
それであれば
数年前にX社様に入社されて
ご活躍されている方にお引き合わせします。
一緒にお食事でもしながら
X社様の実態を聞いてみてください。」
Bさん:「それは有難いです。
是非、その方にお会いしたいです。」
この業界でよくあるケースですが
現在、「定量評価オンリーの会社」 で働いている方々は
「定性評価もちゃんとする会社」 の存在を疑う人が多くて
私も悲しくなってしまいます。
その後、既に入社されご活躍中のAさんに
X社様の実態をBさんに話していただくように
無理を言ってお願いして
AさんとBさんと私の三人でお食事をしました。
Bさん:「私が武谷さんから聞いた話は本当ですか?
目標達成しなくても
給料が下がらないなんて
とても信じられません。」
Aさん:「私も以前は
定量評価オンリーの人材紹介会社にいたので
Bさんのお気持ちはわかります。
ただ、信じられないかもしれませんが
本当の話です。」
Bさん:「えー、本当に下がる人はいないんですか?」
Aさん:「下がる人がいるとすれば
余程の事をやらかした人だけです。
例えば、①コンプライアンス問題で懲戒処分を受けた。
②業績が1年以上最低なのに、やる気や改善の兆しが全くない。
など、尋常じゃない人だけです。」
Bさん:「それでは、給料が上がるのは
どんな人ですか?」
Aさん:「最低1点から最高5点までの評価があります。
前提として
業績のみの定量評価だけではなく
行動・取り組み姿勢・組織への影響や貢献など
定性評価も重く見ます。
そこで、平均点の3点の社員でも昇給します。
4点・5点の社員は大きく昇給します。
平均未満の2点でも、給料は下がりません。ステイです。
給料が下がるのは、
先ほど話した尋常じゃない1点の人だけです。」
Bさん:「本当ですか?
目標達成しなくても
昇給する人がいるんですか?」
Aさん:「もちろんです。
定量評価だけでなく
定性評価も重く見ますので。
定量評価だけなら
上司(評価者)は必要ないと思います。」
Bさん:「いやー、驚きました。
同業界でも評価制度や給与制度が
全然違いますね?」
Aさん:「はい、その通りです。
だから私は、X社に転職して
本当に良かったと思っています。」
素晴らしいAさんのアシストのおかげで
BさんもX社様の内定を受諾され
入社される事になりました。
Aさん、ご多用の折
献身的にご協力いただき
誠にありがとうございました。
「おかげさん」 みつを
合掌。