「インセンティブ比率が高すぎる?」
ここ最近
「うちの会社は
インセンティブ比率が高すぎて
収入が不安定なので
将来の生活設計ができません。
もう少し安定した給与制度の会社で
落ち着いて働きたいです。」
という趣旨のご相談が増えています。
例えば、下記のAさんのような悩みです。
私:「今回はどのようなご相談ですか?」
Aさん:「いやー、妻から叱られて困っています。」
私:「どうして叱られるんですか?」
Aさん:「『あなたの給料があまりにも不安定だから
将来の生活設計ができない』
と言われています。」
私:「あー、インセンティブ比率が高いからですか?」
Aさん:「そうなんですよ。
私の実力不足が原因でお恥ずかしい話ですが
業績が良い年は年収800万円でも
悪い年は400万円では
妻も不安になって当然だと思います。」
私:「年収が2倍になったり
半分になったりでは
確かに生活設計もできませんね。」
Aさん:「そうなんです。
業界内での競争も厳しくなっていますし
社内での競争も厳しくなっていますので
これから益々大変だと考えています。
それに加えて、もし不景気になったら
とても生活していけません。」
私:「随分弱気ですね。
Aさんが、もっとスキルアップして
クライアントやキャンディデートとの
グリップを強くして
業績を上げないとダメですよ。」
Aさん:「その通りです。
私の力量不足は自覚しています。
もちろん、スキルアップの努力もします。
それにしても、インセンティブ比率が高すぎます。」
私:「だから、固定給の高い人材紹介会社に
転職したいわけですね?」
Aさん:「そうです。
何とか安定的に
600~700万円ぐらいの年収を確保したいです。」
私:「わかりました。
立ち入ったお話で恐縮ですが
奥様は働かれていますか?
それから、お子様は何人で何歳ですか?
住宅ローンや、その他の出費はありますか?」
Aさん:「妻は働いていますが
もうすぐ子どもが生まれます。
そうすると、妻も産休・育休・時短勤務などで
収入が大きく減少します。
それから、マンションの購入も考えています。」
私:「出費が非常に多くなるのに
収入は減少するという状況では
生活設計はできませんね。」
Aさん:「そうなんです。
この状況をご理解いただき
何とか固定給が高い会社を
ご紹介いただけないでしょうか?」
私:「もちろん、ご紹介させていただきます。
ただ、固定給が高い会社から
内定を獲得するのは簡単ではありませんよ。」
Aさん:「はい、覚悟しております。
面接やテストなど難しいと聞いております。
その辺の対策も含めて
武谷さんにご相談させていただきました。
是非、厳しいアドバイスをお願いします。」
固定給が高い・低いとか
インセンティブ比率が高い・低いとか
それは各社の方針であり
選ぶ側の人材コンサルタントの自由だと思います。
ご相談にお越しになる方々の
志向や適性、ご希望に応じて
柔軟にご紹介させていただきます。
ただ根底には
人材コンサルタントとして
「この腕1本でもやっていくぞ!!」
という気概やプライドを持って
日々精進していただきたいと存じます。
応援しております。
「いまから
ここから」 みつを
合掌。