「転職相談ではなく独立相談?」
先日、わざわざ遠隔地から
有休を取って新幹線の乗って
ご相談にお越しになった
現役コンサルタントAさんのお話です。
私:「Aさん、今日は遠くから
わざわざお越しいただき
ありがとうございます。」
Aさん:「いいえ、以前からお会いしたかったので
こちらこそ、ありがとうございます。」
私:「電話でのご相談でも良かったのですが。」
Aさん:「いいえ、今後の人生を左右するご相談なので
直接お会いしたかったんです。」
私:「わかりました。
今回はどんなご相談ですか?」
Aさん:「今の会社に留まるか?
思い切って独立するか?
それで悩んでいます。」
私:「今の会社に不満でも?」
Aさん:「短期間で業績を上げ
マネージャーにもなって
年収も上がりました。
ただ、数か月後には異動させられそうなんです。」
私:「異動は嫌ですか?」
Aさん:「異動してしまうと
折角苦労して、5年もお付き合いして
信頼していただいているお客様との
リレーションが無くなってしまいます。」
私:「それなのに、会社はなぜAさんを異動させるんでしょうか?」
Aさん:「色々な部署をローテーションして
昇進していくゼネラリスト育成型の会社なんです。」
私:「へー、スペシャリストは必要ないんでしょうか?」
Aさん:「旧い日本企業の体質なので
そのような考え方は持ってないです。
社員も上の評価ばかり気にして
スペシャリスト志向の人は少ないです。」
私:「異動は拒否できないですか?」
Aさん:「はい、できません。
前例もないと思います。」
私:「だったら、私に相談に来る必要などないでしょう?
独立すればいいじゃないですか?」
Aさん:「ですから、どうすれば独立できるのかを
相談しに来たんです。」
私:「Aさんのように
どうすれば独立できるかとか
どうすればうまく行くかとか
そんな、しょーもない質問をする人が多いですよ。」
Aさん:「『しょーもない質問』 ですかね?」
私:「『為せば成る、為さねば成らぬ何事も』 ですよ。
本気でやれば、必ず独立できます。
難しく思える事でも
本気で考えて本気で行動すれば
必ず解決できます。」
Aさん:「そういうものですか?」
私:「そういうものです。
まして、Aさんは5年も大切にお付き合いしている
お客様をたくさん持ってますよね。
そんな恵まれた状況で
独立しなかったら 『ヘタレ』 ですよ。」
Aさん:「まー確かに、お客様には恵まれていますね。」
私:「私なんか44歳にもなって
クライアントもキャンディデートもゼロからスタートしても
何とかなったわけですから
Aさんであれば、まだ若いし、お客様もあるし
必ず成功しますよ。」
Aさん:「何だか自信がわいてきましたよ!!
わかりました。
本気でやってみます!!」
私:「はい、是非とも成功してください。」
「わたしは
今日の一日を
大事に生きたろうか」 みつを
合掌。