「部下にやらせる前に、お前がやれ!!」
昔から
部下にはめっぽう強いけれども
上には弱いというような
「ヘナチョコ上司」 がいます。
実は人間味豊かな人も多いのですが
頻繁に部下を締め付けて
「部下にやらせる事が自分の仕事だ」
と、勘違いしている上司がいます。
ただ、「部下にやらせる」 というマネジメントでは
三流企業です。
部下の自主性や
心の底からのやる気を
引き出す事はできません。
「やらされ感」 でやる仕事は楽しくないですし
人材紹介会社の社内が
「楽しくない雰囲気」 って
この事業をやる資格がない会社だと
ずっと以前から考えています。
こんな時は 「DOY」 です。
「DOY」 = 「だったら、お前が、やってみろ!!」
という意味です。
私は個人的に
「人材紹介業には、部下にやらせるだけの上司は必要ない」
と考えています。
年収と役職だけ高い
前時代の粗大ゴミです。
昔は、私も 「粗大ゴミ」 でした。
ただ、独立してから
いかにダメだったかがわかりましたし
粗大ゴミ上司から学べる事はほとんどないと
確信しました。
そこで、思い出しました。
リクルートでマネージャー(課長)になりたての20代後半
部次長会議に一人だけ
現場代表(プレイングマネージャー)として参加していました。
その会議での議論が
あまりに現場実態から乖離していたので
「皆さん、現場のメンバーは
毎日這いつくばって営業して
何とか売上を上げて
皆さんの高い給料も
そこから出ているんですよ。
メンバーは少しでも
お客さんに喜んでもらいたいと思って
必死で仕事しているんですが
クレームも非常に多くて厳しい状況です。
それに比べると
ここでの議論と言うより
ただの雑談は価値がないどころか
高い人件費の無駄遣いです。
現場を知らない人間が
あたかも知っているかのように
現場を語るんじゃないよ。
無意味な会議はすぐにやめましょう。
恥を知れ!!」
と言ったら
5~6人の上司の誰も一言も発しなかったので
その場を退席しました。
その後
「お前は毒舌すぎる」
と批判されましたが
「本当の事を言って何が悪い?
この粗大ゴミ!!」
と思っていたので
姿勢を変える必要性は全く感じませんでした。
しかし、その後、上司のKさんが
「武谷、俺でも役に立てるなら
以前提案があった
『登録者のための面接道場』 を
やってみたいと思うんだけど
どうだろう?」
と、おっしゃってくれて
上司による 「面接道場」 が始まりました。
やっぱり、響く人には響きますね。
上司の皆さんとは
仕事を離れたら
飲みに行ったり
ご自宅に遊びに行ったり
個人的には仲良くお付き合いしていましたが
会社では天敵でした。
人は自分の信念を持って
自分の足で歩いて確かめながら進むから
働く意味があるのではないでしょうか?
「ほんとうのことが
いちばんいい」 みつを
合掌。