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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「不況になっても生き残れるますか?(その2)」

「不況になっても生き残れるますか?(その2)」

不況になっても生き残る手段としては

大きく二種類に分かれます。

一つ目は積極策で

「売上をできるだけ落とさないようにする」 

という事です。

二つ目は消極策で

「経費を大幅に削減する」 

という事です。

しかし、一つ目の

「売上をできるだけ落とさないようにする」 

という積極策を実行し成果を上げるのは

準備も必要ですし

社員のスキルやナレッジの点でも簡単ではありません。

具体例をあげますと

・景気に左右されない業界や企業を開拓する。⇒ 例えば、ヘルスケア業界の開拓を進めておく。

・不況の中でも 「どうしても欲しいコア人材」 を紹介する。⇒ 例えば、すぐに売上増加に貢献できる営業幹部を紹介する。

・経営者とのグリップ強化 ⇒ 例えば、経営幹部のリプレース案件など、不況に強いヘッドハンティングを武器にする。

・新規事業へのシフト ⇒ コーンフェリー様のように、エグゼクティブ・サーチ事業から、タレントマネジメント事業にシフトする。

・「闘う市場を変える」 ⇒ 例えば、景気の良い新興国にシフトする。

というような事です。

ただ、急にシフトしても売上増加につながりませんので

前々からの準備と実績が必要です。

また、ある程度できたからと言って

得意領域で大幅に減少した売上を

リカバリーするだけのリターンを

新市場に期待するのは無理があります。

そうなりますと

「積極策には限界がある」

という結論になりますから

「経費を大幅に削減する」 

という消極策を打つしかなくなります。

その結果

「不況になるとリストラをする」 

という事になってしまいます。

リーマンショック後の不況時には

大手をはじめ

実は、中小はもっとドラスティックなリストラを実行しました。

小規模で知名度が低いので

目立たなかっただけです。

(当時の経費削減策の例)

・インセンティブ比率が高い会社は、不況になると大幅に年収が下がる。

・厳しい人事考課を行い基本給を下げる。

・非正規社員の雇用契約を更新しない。

・正社員の希望退職を募集する。

・関連企業に数百人も出向させる。

・新卒の内定切り

・会社都合退職勧奨

・登録者募集費用の大幅削減

・賃料が安く狭いオフィスに引っ越す。

などなどです。

私が、リーマンショック後に訪問した

20名ぐらいだったエージェントは

社長と専務だけを残して

他の社員は誰もいなくなっていました。

そんな悪夢が再来するかもしれないので

例えば、大手がやっているのは

1 非正規社員比率の引き上げ

2 正社員の固定給の引き下げ

3 人件費が高い中高年社員のための早期退職制度の整備

3 景気に左右されにくい事業や海外への投資

4 財務の強化⇒貯金です。 *JACさんは2~3年間、売上ゼロでも社員の固定給を払えるそうです。

済みません。

とてもドライな話を書きましたが

「そんな環境でも生き残る人材になりましょう!!」

という事です。

それでは、生き残る人材の要件は

次回、書かせていただきます。

「生きているうち

 はたらけるうち

 日のくれぬうち」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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