「母の愛情に感謝」
以前、このブログにも書きましたが
3月の人間ドックで
私に 「肺がんの疑いがある」
との指摘を受け
精密検査をしました。
結果としては
「昔の風邪の炎症の痕跡であり
肺がんではない」
という診断でホッとしました。
ところで
毎月1~2回
実家の両親に電話をしているので
色々と近況を聞かれて
「人間ドック」 の話もしておりました。
そうすると特に母親が
私の診断結果を随分心配していた様子で
私:「お母さん、再検査の結果
何でもなかったよ。」
母:「あー、良かった。
あんたね、もう心配させなさんな。」
私:「いや、そんな事を言われても
根掘り葉掘り聞かれるけん
再検査に行くと言うただけやん。」
母:「もうね、子どもがね
ガンかもしれんとか聞いたら
生きた心地がせんよ。
そんな事になるんやったら
自分が死んだ方がいい。
ほんと、あんた心配させなさんな。」
私:「心配させてごめん。
もうこれからは
お母さんには何も心配させる事は
言わんことにするよ。」
母親の愛情は有難いですね。
そんな話があって1か月後に
私が実家に電話をしました。
私:「二人とも元気ね?」
父:「それがどうもなー。
ちょっと、お母さんにかわるよ。」
私:「お母さん、どうしたんね?」
母:「お父さんを
ガンから救ってくれた
先生に診てもらったら
肺がんの可能性が高いと言われたんよ。」
私:「なんでね!!
今まで、そんな兆候なかったやろ?」
母:「うん、私も意外やったけど
とにかく精密検査をたくさん受ける事になりそうで
それが嫌なんよ。
最終的な結果が出るまでには
1か月以上かかりそうやし
その時間が嫌で仕方ない。」
私:「その気持ちはわかるよ。
できるだけ外に出て
気分転換してね。」
それ以降
毎朝・毎晩
母の事を祈って来ました。
そして、検査結果が出た昨日は
「母の日」 の翌日でした。
私は、腹をくくって電話しました。
私:「お母さん、結果はどうやった?」
母:「それがねー
MRIにも
PETにも
何も写ってなくて
ガンじゃないかも?」
私:「えー、そんな事もあるんやね?
良かったやん!!」
という事で、これまで
一時は
「私の身代わりに
母が肺ガンになったのか?」
と思いましたが
ひとまず安心しました。
「お母さん、まだまだ長生きせんとね。
もうちょっと親孝行するけん。」
母親の愛情に感謝です。
「おかげさん」 みつを
合掌。