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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「面接より適性テストを重視する?」

「面接より適性テストを重視する?」

そんなバカな事はありませんよね?

先日、最終面接を控えていらっしゃる

優秀な現役コンサルタントのAさんと

ご相談させていただきました。

明るく自分の軸をしっかり持っていて

ストレス耐性も高く

信頼感や安定感がある人なので

「Aさんには、最終面接に際して

 何もアドバイスする事はないな。

 いつものAさんのままで大丈夫だろう。」

と思っていたのですが

Aさん:「最終面接に関して

     事前に再度お会いして

     ご相談したいのですが

     明日の土曜日にお会いできませんか?

     急なお願いで済みません。」

私:「そうですか。

   明日は丁度空いてますので

   私は大丈夫ですよ。」

という事で、土曜日にお会いしました。

Aさん:「前回はカジュアル面談で

     先方の部長さんから

     会社内容や仕事のやり方など

     とても丁寧にご説明いただきました。

     おかげさまで

     先方様の事はよくわかったのですが

     先方様から私に対するご質問が

     ほとんどありませんでした。

     最終面接では、どんな質問をされるのでしょうか?」

私:「なるほど。

   確かに前回はカジュアル面談でしたので

   先方様からのご質問がなかったのですね。」

Aさん:「はい、そうなんです。

     ですから、次回の最終面接が

     初めての面接みたいな感じで

     どんな質問をされるのか?

     それが知りたいと思って来ました。」

私:「わかりました。

   先方からのご質問は

   大きく二つに分けられると思います。

   一つ目は、Aさんの人間性を知るための質問。

   二つ目は、Aさんのコンサルタントとしての力量をはかる質問です。」

Aさん:「具体的には?」

私:「一つ目の人間性に関する質問では

   過去のご経歴を深く知る事によって

   生き方、働き方、価値観などを

   確認されると思います。

   また、質問に対して

   ごまかさず正直に誠実に答えているか?

   その態度に人間性がにじみ出るので

   Aさんの表情や態度をよく見られます。」

Aさん:「そうでしょうね。

     そこで少々心配なのは

     受験した適性テストで

     『協調性が低い。

      他人と協力しながら進める仕事よりも

      自分一人でやる仕事に向いている。』

     という結果が出た事です。」

私:「Aさん、私には

   Aさんが協調性が低いなんて

   まるで思えませんよ。

   むしろ、その逆で、

   協調性豊かな人だと感じているのですが

   今までの人生で

   協調性がないと言われた事はありますか?」

Aさん:「いいえ、そんな事を言われたり

     指摘された事は一度もありません。

     前職でも周囲の人に気をつかいすぎて

     それが自分を苦しめました。

     また、現職の上司からも

     『遠慮せず、もっと自分勝手になった方がいい』

     と言われています。」

私:「そうでしょうね。

   普通の人がAさんと接すれば

   決して協調性のない人ではないと

   すぐに感じ取ると思いますので

   自信を持って面接に臨んでください。」

Aさん:「そうですか。

     それなら安心しました。」

私:「Aさんは自分の軸をしっかり持っているので

   周囲に流されず

   ストレス耐性も高い。

   適性テストでは

   その独自性の高さから

   協調性が低いというカタチで

   数値的に表れただけだと思います。

   ただ、実生活においては

   周囲に大変配慮する人なので

   それは面接でも伝わると思います。」

Aさん:「そのように理解していただければ幸いです。」

私:「大丈夫です。

   面接官の方にも

   必ず伝わると思います。

   適性テストの結果が

   面接評価より重視される事はありません。」

「うつくしいものを

 美しいと思える

 あなたの

 こころが

 うつくしい」                                       みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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