「結果が出るまでやり切って転職?」
昨年、ご相談にお越しになったAさんは
まさに、このような立派な方です。
私:「へー、Aさんのように
この会社で
こんなに長く働いているコンサルタントが
いらっしゃったんですね?」
Aさん:「確かに
昔から残っている人は
ほとんどいません。」
私:「よく辞めませんでしたね?」
Aさん:「そうですね。
何度も苦境に遭遇しました。」
私:「苦境どころではなかったでしょう?
私も多少は御社の歴史を知っていますので
本当に大変だっただろうと思います。
それでも、あきらめなかったんですね?」
Aさん:「そうですね。
確かに、大変な時期が何度もありました。
ただ、その都度
体制や仕事のやり方も変わりましたので
まだ何か学べる事があるのではないか?
まだ、やり切ったとは言えないのではないか?
この状況で、メンバーを残して辞めてもいいのか?
そう思いまして、何とか続けて来ました。」
私:「そんな前向きに考えられるなんて立派ですね。
Aさんのように苦境の中にあって
一筋の光明を見つけようと努力できる人は非常に少ないです。
私がAさんだったら
とっくに辞めてますよ。」
Aさん:「いやー、そこまでほめていただいて光栄です。」
私:「ところで、そんなAさんも
ついに転職をお考えになる時が来たんですね。
どんな心境の変化ですか?」
Aさん:「はい。
これまでは余裕もなく懸命に働いてきて
ある程度、自分の役割は果たしてきましたし
後輩も育ててきました。
今後は、もっと私自身の成長のために働いてもいいのかな?
そんな気がしています。」
私:「それは、具体的にどんな意味ですか?」
Aさん:「はい。
赤字を黒字にするとか
未経験者を育てるとか
そんな仕事も貴重な体験でした。
しかし、今後は
そういう会社やメンバーのための仕事ではなくて
もっと、自分自身のスキルアップのために
尊敬できるコンサルタントの方々と
切磋琢磨できる環境で働きたいと考えています。」
私:「承知致しました。
Aさんを待っている会社はたくさんあります。
良い会社を厳選してご紹介させていただきます。」
一つの事をやり続ける。
一社でやり続ける。
結果が出るまでやり切る。
なかなかできない事です。
しかし、貴重な存在だけに
Aさんのような人材を求めている会社は
とても多いです。
ホンモノの人材を探しているのです。
「仕事の報酬は新たな仕事」
そういう事ですね。
Aさんは、新天地でも
期待通り大活躍されています。
「いちずに一本道
いちずに一ッ事」 みつを
合掌。