「カジュアル面談に感謝?」
昨年、ご相談にお越しいただいた
現役コンサルタントのAさんですが
「今の会社をすぐに辞めたいわけではないのですが
ずっと勤め続けるというイメージも持てません。
ですから、他の人材紹介会社の実情も知って
今後の参考にしたいのですが
こんな要望はわがままでしょうか?」
と、おっしゃったので
私:「全然わがままではありません。
そのようなご要望は大変多いですし
自然な事だと思いますよ。」
と、お答えしました。
人材紹介会社は現在勤務されている会社だけで
1社しかご存知ないので
他のエージェントの事がわからないのです。
仕方ないですよね。
実際、Aさんのように
「1社しか知らないので
他社の実態も知りたいです」
と、おっしゃる方がとても多いです。
そこで、私が
「御社はそうでしょうが
他社はこの辺が違いますよ」
などと、長々話しても
決定的な説得力はありません。
多くの皆さんが、まだ半信半疑です。
そこで、大切にしているクライアントの管理職の方々に
無理なお願いをしております。
私:「ご多用の折、済みません。
大変魅力的な人材がいらっしゃるのですが
1社しか知らないので
他のエージェントの実態も知りたいそうです。
そこで、お願いなのですが
御社に応募される・されないは別として
面接ではなく
カジュアル面談をしていただけないでしょうか?」
部長:「全然OKですよ。
喜んでお会いします。」
大変有難い事です。
貴重なお時間を割いていただいても
採用に結びつかないかもしれないのに
何の迷いもなく
面倒くさいという感じもなく
「喜んでお会いします」
と、おっしゃっていただけますと
「何とかして恩返しをしたい」
と思います。
目先の損得も大切ですが
それを度外視してご尽力いただけますと
中長期的に
「こんなクライアントこそ
是非とも応援したい。
必ずお役に立ちたい!!」
と思います。
そのように思えるお客様を
どれぐらいつくれるか?
それも、人材コンサルタントの
大きなやりがいですね。
「おかげさん」 みつを
合掌。