「人材も上流から下流に流れる?」
人材も水と同じで
上流から下流に流れます。
従って
人材紹介業においても
それぞれの業界ごとに
魅力的なリーディングカンパニーを
攻略して取り込まないと
優秀な人材を集客する事はできません。
その結果
その業界での成約(売上)を伸ばす事はできません。
具体例をあげますと
IT業界の売上を伸ばすためには
その上流にあるコンサルティングファームを
クライアントとして取り込まないと
魅力を感じてくれる人材が減少して
優秀層の登録が少なくなります。
その結果
内定する可能性が高い人材の
総人数を増やすことができず
IT業界の売上を伸ばす事が
困難になります。
これは、IT業界に限らず
全ての業界でも言える事です。
例えば
投資銀行業界で言えば
ゴールドマン・サックスや
モルガン・スタンレーの求人が無いようなものです。
内定を勝ち取るのは非常に難しい
超難関企業ですが
リーディングカンパニーを目指して
転職活動する人材が多く
仮に、チャレンジした結果
第一志望の企業に合格できなくても
その下のランクの企業に合格できれば
それなりの納得感を得る事ができます。
逆に
リーディングカンパニーに
チャレンジさえできないとなると
もはや、エージェントに相談する意味もないのです。
従って
各業界のリーディングカンパニーを
お客様として取り込む事は
その業界全体の売上を伸ばすために
不可欠な事です。
私は22歳の新人時代
ゴールドマン・サックスの
管理部長にアポイントを取って訪問しました。
当時は、ネットなど事前に調べるツールもなく
何もわからず訪問しました。
私:「御社は何をやっている会社ですか?」
部長:「えー!!
君は、ゴールドマンを知らないで来たのか?」
私:「バットマンみたいで
変わった社名ですね。」
部長:「ちょっと待ってよ。
アニュアルレポートを持ってきてあげるからさ。」
私:「ありがとうございます。
何ですかこれは?
全部英語ですね。
御社は知名度も低くて
部長も採用で困ってるでしょう?」
部長:「あのね、無知にもほどがあるよ。
うちの会社はね
MBAに最も人気がある会社の一つで
何もしなくても
毎年、何万・何千という優秀な人材が
応募してくるんだよ。」
私:「へー、それは失礼しました。
社名がおもしろいので
何だろうと思いまして
アポイントを取らせていただきました。
ところで、御社は一体何をやっているんですか?」
部長:「出直して来なさい!!」
こんなバカな話も懐かしく思い出すのですが
とにかく各業界の売上を伸ばすためには
リーディングカンパニーを
攻略する事が必須条件ですね。
「ともかく具体的に
動いてみるんだね
具体的に動けば
具体的な答が出るから」 みつを
合掌。