「PDCAを回せば業績が上がる?」
「PDCA 」 は
20年ぐらい前に流行り始めた手法なので
旧いと思う方もいらっしゃるでしょう。
ただ、今でもちゃんとやれば
十分生産性向上につながる
経営手法でしょう。
ご存知のように
「Plan(計画)」
「Do(実行)」
「Check(検証)」
「Action(改善)」
の頭文字をとった手法です。
しかし
「計画⇒実行⇒検証⇒改善」 って
当り前の仕事のやり方ですよね?
ところが
ちゃんと実行できる会社やビジネスパーソンは
ほとんどいません。
・そもそも 「計画」 も立ててない。
一応立てたが、「5W1H」 が不明確である。
・計画通りに 「実行」 していない。
・とりあえず実行したが、その結果を 「検証」 していない。
・検証はしたが、それに従って、「改善」 はしていない。
・「PDCA 」 が1回で終わり、何度もサイクルを回していない。
その結果
いつの間にか以前の状況に戻り
何も改善されず
生産性向上につながらなかった。
このような失敗事例の方が多いです。
だた逆に
下記のような成功事例もあります。
*東洋経済オンラインから一部引用させていただきます。
・電話営業が面白いほどうまくいく
リクルートの事例を紹介しましょう。
ここで取り上げるのはある雑誌媒体の「電話営業」の話です。
その部署では、雑誌に広告を出してもらうため、
電話でお客様に説明してアポイントを取り、
訪問して更に説明することで広告を出稿してもらう、
という営業活動をしていました。
その営業電話においては、
当然ながら「断られる」ということも多々ありました。
そこでPDCAです。
このケースでは断られた時に
「よし次!」と「Do=実行」を急ぐのではなく、
「なぜ断られてしまったのか」と、
各々に理由を「Check=検証」させていきました。
そうすると徐々に「断られる理由」がわかってきました。
そこから、1人ひとりの検証結果を結集し、
誰でもアポが取れる「断られないための話術(トークスクリプト)」が作られたのです。
この話術を部署全体で共有することで、
どんなに電話が苦手な営業マンでも、
入社したばかりの新人営業マンでも、
面白いほどアポイントが取れる営業トークを繰り広げることができたのだそうです。
このトークスクリプトは、今も進化しているということですから、
PDCAを回し続けているのですね。
・今年こそ、8割が陥る計画倒れから抜け出そう!
最後にもう1つお伝えすると、
PDCAは、「P→D→C→A」と1周して終わりではない、ということです。
「A」まできたら、また「P」に戻り、
さらに高いレベルの「PDCA」を回すという
「スパイラルアップ(らせん状の成長)」を遂げていくというのがPDCAの本質です。
だからPDCAサイクルといいます。
しかしながら、
8割ほどの企業が「Check=検証」を怠っており、
「計画を立てても結果がついてこない」
「やるべきことに追われて日々が過ぎていく」という状態です。
振り返りができなければ、
次の「Action=改善」にもつながりませんから、成長も見込めません。
強制的にでも「Check=検証」の時間を設けて定期的に振り返り、
ミスの撲滅や自己の成長につなげていく。
PDCAを意識して回して続けている限り、
成長し続けることができるはずです。
ところで、私は
PDCAサイクルを
全く回していません。
その時その時の
気分や感覚で動いています。
だから、いつまでたっても
業績が伸びないのです。
皆さんは
私を反面教師にして
ちゃんとやってみてください。
「毎日少しずつ
それがなかなか
できねんだなあ」 みつを
合掌。