「人が悩みを克服するには?」
一見、とても幸せそうに見える人でも
一つや二つは悩みを抱えています。
皆さんも、そうでしょう?
そこで今日は
カーネギーや
中村天風の教えに学びたいと思います。
二人の哲学に共通しているのは
「自分が悩みだと思い込むから、それがより深刻な悩みになる」
という事です。
これは 「相田みつを」 さんの詩にもある
「しあわせはいつも
自分のこころがきめる」 みつを
という考え方にも共通しています。
そこで、カーネギーは
下記のように
悩みに対処するように説いています。
(悩みと向き合う方法)
・今日一日の区切りで生きる。明日のことで不安になったり過去のことで落ち込まない。
・苦境に陥ったら、「最悪の場合どうなるか?」 を考えて、それを受け入れる覚悟をする。
・悩みに対する戦略を知らない人は早死にする。だから自分なりの解決策を手に入れる。
(悩みを分析する方法)
・悩みの大半は、判断の根拠となる知識がないのにあえて判断しようとすることから生じる。
・「悩みはなにか?」「原因はなにか?」「選択肢や解決策はなにか?」「最善策はどれか?」 と考える。
(悩みの習慣をやめる方法)
・悩みの習慣を断ち切るなら、常に忙しく仕事をする。
・ささいなことで大騒ぎしない。
・過去は墓場に送る。(思い出して悔んだり悲しんだりしない)
また、中村天風は
下記のように述べています。
「心の想いが人生を創る。
つまり、心のあり方・使い方次第で
人生をどこまでも生き甲斐のある
豊かな、幸福な、価値高いものにすることができる。
わかりやすく言うと、われわれの人生は、
喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、という
時折の日常的な感情に左右されている。
その感情が、人間の運命を左右する。
人生とは、日々の出来事に対する
変化対応力に左右される。
つまり、人生を左右する四つの感情の中で、
喜びや楽しみをいかに多く自分自身に感じさせ、
怒りや悲しみをいかに統御するか、
ここで人生はまったく違ったものとなる。」
「それができれば誰も苦労しないよ」
と思われるでしょうが
「生命を育む自然界の森羅万象をつかさどる
大気・水・光という自然界のエネルギー源から
効率的かつ有効に生命の糧となる活力を
わが心身に取り入れる心身統一法の
考え方と実践の手法がある。」
と、具体的な手法も説いています。
従って
人間は自分の心身をコントロールできるようになった時
初めて悩みから解放される
という事ですね。
まるで、「悟りの境地」 ですが
それ以外に悩みから解放される手段がないのであれば
それを目指して
今日一日を生きるしかありませんね。
「わたしは
今日の一日を
大事に生きたろうか」 みつを
合掌。